論文

千田有紀「菊地夏野著『日本のポストフェミニズム――「女子力」とネオリベラリズム』」『社会学評論』2021 年 71 巻 4 号 p. 749-750

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長谷正人「近藤和都著『映画館と観客のメディア論――戦前期日本の「映画を読む/書く」という経験』」『社会学評論』2021年, 71巻, 4号, p. 743-744

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【書評】熊田俊郎「吉野浩司著『利他主義社会学の創造――P. A. ソローキン最後の挑戦』」『社会学評論』2020年, 71巻, 3号, p.528-529

【本文】

吉武由彩「献血を重ねることと互酬性の予期 ―聞き取り調査の結果から見る献血行為の一断面―」『社会学評論』2020年, 71巻, 3号, p.429-446

【本文】 近年献血者数の減少が問題となっているものの,社会学における献血の研究は少ない.献血をめぐっては,「将来自身や家族も血液製剤を使用するかもしれないから」という献血動機が語られる場合がある.これは互酬性を予期する語りである.他方で,こ…

生明俊雄「博士論文 20世紀日本レコード産業史」

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『早稲田文学 2021年秋号』「特集 ホラーのリアリティ」

早稲田文学 2021年秋号 (単行本) 作者:早稲田文学会 筑摩書房 Amazon ❖座談会 虚実の皮膜で恐怖する──実話怪談と心霊ドキュメンタリーの現在 / 佐々木敦+寺内康太郎+吉田悠軌 「ホラゲ実況」はどこへいくのか?──VR、個人制作、スナックホラー / 市松…

【書評】田辺秋守「築地正明著『わたしたちがこの世界を信じる理由 『シネマ』からのドゥルーズ入門』」『映像学』2021年, 105巻, p.112-116

わたしたちがこの世界を信じる理由: 『シネマ』からのドゥルーズ入門 作者:築地正明 河出書房新社 Amazon

辰已知広「テクストとしての映画衣裳―『憎いあンちくしょう』を事例に」『映像学』2021年, 106巻, p.98-119

【本文】 森英恵は1954年より日活を筆頭に、複数の映画会社のために衣裳デザイン並びに製作を行い、映画産業に大きく貢献した。衣裳は照明や音楽と同様、製作において高い技術が求められるとともに、映画の印象を決定付ける重要な要素である。本稿は森の仕事…

森田塁「撮影行為における知覚について―福原信三「写真の新使命」の精読を通して」『映像学』2021年, 106巻, p.56-77

【本文】 福原信三の写真論「写真の新使命」は、彼が創刊した雑誌『写真芸術』において、1922年の4月から9回に渡って掲載されたエッセイである。これはのちに多くの写真論を書くことになる福原が、初めて明確な目的のもとに書いた文章である。 従来福原の写…

前川修「コロナの写真映像?」『映像学』2021年, 106巻, p.25-33

【本文】

光岡寿郎「コロナとスクリーン : 新型コロナウイルス禍におけるメディア接触の変容と日常性」『コミュニケーション科学』2021年, 53号, p.171-189

【本文】

近藤和都「アクシデントとインフラストラクチャー」『映像学』2021 年 106 巻 p. 8-17

【本文】

渡邉大輔「「見ること」のインフラストラクチャー」『映像学』2021年, 106巻, p.5-7

【本文】

境真良「ディープフェイク動画に対する民事的救済の権原について」『社会情報学』2020年, 8巻, 3号, p.147-163

【本文】 ディープフェイクは,動画又は写真の人の容貌データから,別の動画の特定の人の容貌をそれに似せて合成する偽作動画作成技術である。その被害を受けるのは自らの容貌で偽作動画を生成された芸能人等の著名人であるが,偽作動画の公開の民事的差止を…

宇田朗子, 村井源「モバイルゲームにおける女性キャラクターの魅力的要素の分析」『情報知識学会誌』2021年, 31巻, 2号, p.173-180

【本文】 これまでキャラクターに関する研究において,外見についての研究や男性キャラクターにのみ着目した研究は行われてきたが外見以外の魅力に着目した研究や女性キャラクターにのみに着目した研究はあまり行われていない.本研究ではキャラクターの誘因…

【書評】鈴木謙介「伊藤守編 『コミュニケーション資本主義と〈コモン〉の探求― ポスト・ヒューマン時代のメディア論』」『社会学評論』2020年, 71巻, 1号, p.173-174

【本文】 コミュニケーション資本主義と〈コモン〉の探求: ポスト・ヒューマン時代のメディア論 東京大学出版会 Amazon

【書評】藤田結子「黄順姫著 『身体文化・メディア・象徴的権力――化粧とファッションの社会学』」『社会学評論』2020年, 71巻, 1号, p.166-167

【本文】 身体文化・メディア・象徴的権力:化粧とファッションの社会学 作者:黄 順姫 学文社 Amazon 谷本奈穂『美容整形と化粧の社会学』 美容整形と化粧の社会学 新装版-プラスティックな身体 作者:谷本奈穂 新曜社 Amazon

吹上裕樹「行為者の文化的活動の内実を把握する ―A. エニョンの「愛好家」研究の射程―」『社会学評論』2020年, 71巻, 1号, p.102-118

【本文】 本稿の目的は,近年文化社会学領域において注目されているA. エニョンの社会学の検討を通して,行為者の文化的活動の内実を把握するための方法を探求することである.エニョンは,「愛好家(amateur)」の文化的活動に密着する独自のアプローチを提…

吉村治正「ウェブ調査の結果はなぜ偏るのか ―2つの実験的ウェブ調査から―」『社会学評論』2020年, 71巻, 1号, p.65-83

【本文】 本稿では,ウェブ調査の示す結果の偏りが,インターネットが使えない人が排除される過少網羅のもたらすバイアス・低い回答率のもたらすバイアス・調査対象者の自己選択によるバイアスのいずれに帰されるかを,2 つの実験的ウェブ調査を通じて検証し…

三輪哲, 石田賢示, 下瀬川陽「社会科学におけるインターネット調査の可能性と課題」『社会学評論』2020年, 71巻, 1号, p. 29-49

【本文】 本稿では,社会科学におけるインターネット調査ないしウェブ調査の可能性と課題について考察した.とりわけ,ウェブ調査の意義は何であるか,ウェブ調査のプレゼンスは高まっているのか,ウェブ調査の課題は何であるか,学術研究にウェブ調査データ…

小倉健太郎「アニメ・マシーンとしてのフライシャーの回転式撮影台」『映像学』2021年, 105巻, p.5-26

【本文】 日本のアニメを論じる際に、しばしば強調されてきたのが平面性だ。アニメの平面性を強調する議論は枚挙にいとまがない。こうした議論では、アニメの平面性はときに日本の伝統美術と結び付けられ、日本固有の性質とされる。日本文化研究者のトーマス…

【書評】宮原浩二郎「池上賢著『“彼ら” がマンガを語るとき,――メディア経験とアイデンティティの社会学』」『社会学評論』2019年, 70巻, 3号, p.284-285

【本文】

【書評】長谷正人「光岡寿郎・大久保遼編『スクリーン・スタディーズ――デジタル時代の映像/メディア経験』」『社会学評論』2020年, 70巻, 4号, p.413-414

【本文】

古賀光生「西欧の右翼ポピュリスト政党の台頭は、「文化的な反動」 によるものであるのか? ―政策の比較分析から検討する」『年報政治学』2019年, 70巻, 2号, p. 2_84-2_108

【本文】 本稿は、西欧における右翼ポピュリスト政党の 「文化的な」 争点への態度を検討する。ノリスとイングルハートによる有力な先行研究 (Pippa Norris and Inglehart 2019) は、「権威主義的なポピュリスト」 の支持拡大は、脱物質主義的な価値観の主流…

今井貴子「成熟社会への掣肘 ―イギリスのEU離脱をめぐる政治社会」『年報政治学』2019年, 70巻, 2号, p. 2_58-2_83

【本文】 欧州連合 (EU) からの離脱を決した2016年国民投票後、イギリスは妥協を排除するような 「情動的分極化」 に陥っているといわれている。それは階級的亀裂や排外主義は後景に退くとさえ論じられた 「成熟社会」 への劇的な掣肘であったといえよう。本…

山崎望「「成熟社会論」 から 「ケアの倫理とラディカルデモクラシーの節合」 へ ―「新自由主義―権威主義」 への対抗政治構想」『年報政治学』2019年, 70巻, 2号, p. 2_13-2_35

【本文】 新自由主義と権威主義的ポピュリズムに対して、現在、自由民主主義は有効性と正統性の二つの側面で、危機に直面している。第1章で自由民主主義の危機について論じる。第2章では、成熟社会論を手掛かりに、自由民主主義の有効性と正統性が危機に陥っ…

森真一「心理主義化社会のニヒリズム『社会学評論』2011年, 61巻, 4号, p.404-421

【本文】 本稿の目的は,心理主義化社会とニヒリズムの関係を明らかにすることである.この目的を果たすため,本稿はA. ギデンズの『モダニティと自己アイデンティティ(MSI)』(以下MSIと略す)を心理主義化論として読み,彼が提起する問題を出発点とする…

片桐雅隆, 樫村愛子「「心理学化」社会における社会と心理学/精神分析」『社会学評論』2011年, 61巻, 4号, p.366-385

【本文】 本稿の前半では,心理学化する社会論の前史として,社会学の歴史の中で,社会学と心理学/精神分析との関連を跡づけた.1.1の「創設期の社会学と心理学」では,創設期の社会学の方法の中で,心理学がどのような位置にあったかを明らかにする.1.2の…

池本淳一「武術学校のエスノグラフィー再生産戦略とアイデンティティ構築の視点から」『社会学評論』2013年, 64巻, 2号, p.169-186

【本文】 武術学校とはスポーツ化した「競技武術」の専門課程をもつ中国における私立の体育系学校であり, 1980年代までの間に大学やナショナルチームを中心に発展してきた. 本稿は武術学校における再生産戦略とアイデンティティ構築に着目し, 競技武術の民間…

牧野智和「「自己」のハイブリッドな構成について考える」『ソシオロゴス』2017年, 41号, p.36-57

【pdf】 自己のあり方、その行為者性のあり方に「モノ」はいかに関係するのか。本稿ではアクターネットワーク理論(ANT)と統治性研究を手がかりにして、自己とモノ、人間と非人間の関係性を考察する視点の錬磨を試みるものである。人間と非人間の関係は科学…