社会

千田有紀「菊地夏野著『日本のポストフェミニズム――「女子力」とネオリベラリズム』」『社会学評論』2021 年 71 巻 4 号 p. 749-750

【リンク】

ジャネット・オッペンハイム著,和田芳久訳『英国心霊主義の抬頭-ヴィクトリア・エドワード朝時代の社会精神史』(1985=1992)

英国心霊主義の抬頭―ヴィクトリア・エドワード朝時代の社会精神史 作者:ジャネット オッペンハイム 工作舎 Amazon 動揺するキリスト教信仰に対し、魂の不死性を信じる心霊主義が登場! ブラバツキーをはじめクルックス、ウォレスら科学者も心霊研究を行った…

小澤匡行著『1995年のエア マックス』(2021)

1995年のエア マックス (中公新書ラクレ 735) 作者:小澤 匡行 中央公論新社 Amazon ファッション界を席巻するスニーカー。人気アイテムは国境を越えての争奪戦が起き、定価の数十倍で転売されるようになった結果、アメリカはもちろん、中国や中東など各国で…

吉田敬著『社会科学の哲学入門』(2021)

社会科学の哲学入門 作者:吉田 敬 勁草書房 Amazon 社会科学はいかなる「科学」か? 科学哲学の観点からその営みの根本へとガイドする。哲学と社会科学を学ぶ全ての人のための入門書。 序 章 社会科学の哲学を学ぶとはどういうことか 1. 社会科学の哲学とは…

W. T. アンダーソン著,伊東博訳『エスリンとアメリカの覚醒-人間の可能性への挑戦』(1998)

エスリンとアメリカの覚醒―人間の可能性への挑戦 作者:ウォルター・トルーエット アンダーソン 誠信書房 Amazon 本書は1960―70年代にアメリカで起こったヒューマン・ポテンシャル運動を語るに欠かせないエスリン研究所の物語風年代記である。マズロー、パー…

【書評】熊田俊郎「吉野浩司著『利他主義社会学の創造――P. A. ソローキン最後の挑戦』」『社会学評論』2020年, 71巻, 3号, p.528-529

【本文】

吉武由彩「献血を重ねることと互酬性の予期 ―聞き取り調査の結果から見る献血行為の一断面―」『社会学評論』2020年, 71巻, 3号, p.429-446

【本文】 近年献血者数の減少が問題となっているものの,社会学における献血の研究は少ない.献血をめぐっては,「将来自身や家族も血液製剤を使用するかもしれないから」という献血動機が語られる場合がある.これは互酬性を予期する語りである.他方で,こ…

成実弘至著『20世紀ファッション文化史-時代をつくった10人』(2007)

20世紀ファッションの文化史: 時代をつくった10人 作者:成実 弘至 河出書房新社 Amazon 20世紀、ファッションは何をなし遂げたか。その創造性をあらためて問う、まったく新しいファッション文化史。ポワレ、シャネルからマルジェラまで。 第1章 チャールズ・…

橘玲著『裏道を行け-ディアストピア世界をHACKする』(2021)

裏道を行け ディストピア世界をHACKする (講談社現代新書)作者:橘玲講談社Amazon

綿野恵太著『「差別はいけない」とみんないうけれど。』(2019)

「差別はいけない」とみんないうけれど。作者:綿野 恵太平凡社Amazon

千葉雅也,二村ヒトシ,柴田英里著『欲望会議-「超」ポリコレ宣言』(2018)

欲望会議 「超」ポリコレ宣言 (角川学芸出版単行本)作者:千葉 雅也,二村 ヒトシ,柴田 英里KADOKAWAAmazon

米澤泉著『「くらし」の時代ーファッションからライフスタイルへ』(2018)

「くらし」の時代: ファッションからライフスタイルへ 作者:泉, 米澤 勁草書房 Amazon 人々はなぜ、「着る」ことに対する情熱を失い、「食べる」ことや「くらす」ことに価値を見いだし始めたのか。なぜ、ライフスタイルを重視するようになったのか。虚栄に満…

馬場伸彦,池田太臣編著『「女子」の時代!』(2012)

「女子」の時代! (青弓社ライブラリー) 作者:馬場伸彦,池田太臣 青弓社 Amazon 女子力、女子会、大人女子、腐女子、歴女、森ガール……。「女子」はなぜ一気に広まり定着したのか。ファッション誌、写真、マンガ、音楽などのバラエティ豊かな素材から、従来の…

アブラム・デ・スワーン著,大平章訳『殺人区画-大量虐殺の精神性』(2015→2020)

殺人区画:大量虐殺の精神性(叢書・ウニベルシタス) 作者:デ・スワーン,アブラム 法政大学出版局 Amazon 二十世紀、非戦闘員に向けられた集団的暴力は戦争の三倍以上の人命を奪ったと言われる。ホロコーストをひとつの頂点として、ホロドモールやポル・ポト派…

【書評】鈴木謙介「伊藤守編 『コミュニケーション資本主義と〈コモン〉の探求― ポスト・ヒューマン時代のメディア論』」『社会学評論』2020年, 71巻, 1号, p.173-174

【本文】 コミュニケーション資本主義と〈コモン〉の探求: ポスト・ヒューマン時代のメディア論 東京大学出版会 Amazon

【書評】藤田結子「黄順姫著 『身体文化・メディア・象徴的権力――化粧とファッションの社会学』」『社会学評論』2020年, 71巻, 1号, p.166-167

【本文】 身体文化・メディア・象徴的権力:化粧とファッションの社会学 作者:黄 順姫 学文社 Amazon 谷本奈穂『美容整形と化粧の社会学』 美容整形と化粧の社会学 新装版-プラスティックな身体 作者:谷本奈穂 新曜社 Amazon

吹上裕樹「行為者の文化的活動の内実を把握する ―A. エニョンの「愛好家」研究の射程―」『社会学評論』2020年, 71巻, 1号, p.102-118

【本文】 本稿の目的は,近年文化社会学領域において注目されているA. エニョンの社会学の検討を通して,行為者の文化的活動の内実を把握するための方法を探求することである.エニョンは,「愛好家(amateur)」の文化的活動に密着する独自のアプローチを提…

吉村治正「ウェブ調査の結果はなぜ偏るのか ―2つの実験的ウェブ調査から―」『社会学評論』2020年, 71巻, 1号, p.65-83

【本文】 本稿では,ウェブ調査の示す結果の偏りが,インターネットが使えない人が排除される過少網羅のもたらすバイアス・低い回答率のもたらすバイアス・調査対象者の自己選択によるバイアスのいずれに帰されるかを,2 つの実験的ウェブ調査を通じて検証し…

三輪哲, 石田賢示, 下瀬川陽「社会科学におけるインターネット調査の可能性と課題」『社会学評論』2020年, 71巻, 1号, p. 29-49

【本文】 本稿では,社会科学におけるインターネット調査ないしウェブ調査の可能性と課題について考察した.とりわけ,ウェブ調査の意義は何であるか,ウェブ調査のプレゼンスは高まっているのか,ウェブ調査の課題は何であるか,学術研究にウェブ調査データ…

小川勝著『東京オリンピック-「問題」の核心は何か」(2016)

東京オリンピック 「問題」の核心は何か (集英社新書) 作者:小川勝 集英社 Amazon さまざまな「問題」が露呈する、2020年東京オリンピック・パラリンピック。その開催に際して政府が示す「基本方針」は、日本選手に金メダルのノルマを課し、不透明な経済効果…

小坂井敏晶著『増補 責任という虚構』(2008→2020)

増補 責任という虚構 (ちくま学芸文庫) 作者:小坂井敏晶 筑摩書房 Amazon 人間は自由意志を持った主体的存在であり、自己の行為に責任を負う。これが近代を支える人間像だ。しかし、社会心理学や脳科学はこの見方に真っ向から疑問を投げかける。ホロコースト…

梶谷懐,高口康太著『幸福な監視国家・中国 』(2019)

幸福な監視国家・中国 (NHK出版新書) 作者:梶谷 懐,高口 康太 NHK出版 Amazon 習近平体制下で、人々が政府・大企業へと個人情報・行動記録を自ら提供するなど、AI・アルゴリズムを用いた統治が進む「幸福な監視国家」への道をひた走っているかに見える中…

中野敏男著『ヴェーバー入門ー理解社会学の射程』(2020)

ヴェーバー入門 ――理解社会学の射程 (ちくま新書) 作者:中野敏男 筑摩書房 Amazon 社会的行為の動機を理解し、その内面から人間と社会のあり方を考える。これが、近代社会学の祖とされ、社会科学全般に決定的影響を与えたマックス・ヴェーバーの学問の核心に…

【書評】宮原浩二郎「池上賢著『“彼ら” がマンガを語るとき,――メディア経験とアイデンティティの社会学』」『社会学評論』2019年, 70巻, 3号, p.284-285

【本文】

【書評】長谷正人「光岡寿郎・大久保遼編『スクリーン・スタディーズ――デジタル時代の映像/メディア経験』」『社会学評論』2020年, 70巻, 4号, p.413-414

【本文】

佐藤卓己著『テレビ的教養-一億総博知化への系譜』(2008→2019)

テレビ的教養: 一億総博知化への系譜 (岩波現代文庫) 作者:卓己, 佐藤 発売日: 2019/01/17 メディア: 文庫 テレビは本当に「一億総白痴化」をもたらしたのか? それとも,「一億総博知化」をもたらし得るものなのか――.戦前・戦後にまたがる「放送教育運動」…

森真一「心理主義化社会のニヒリズム『社会学評論』2011年, 61巻, 4号, p.404-421

【本文】 本稿の目的は,心理主義化社会とニヒリズムの関係を明らかにすることである.この目的を果たすため,本稿はA. ギデンズの『モダニティと自己アイデンティティ(MSI)』(以下MSIと略す)を心理主義化論として読み,彼が提起する問題を出発点とする…

片桐雅隆, 樫村愛子「「心理学化」社会における社会と心理学/精神分析」『社会学評論』2011年, 61巻, 4号, p.366-385

【本文】 本稿の前半では,心理学化する社会論の前史として,社会学の歴史の中で,社会学と心理学/精神分析との関連を跡づけた.1.1の「創設期の社会学と心理学」では,創設期の社会学の方法の中で,心理学がどのような位置にあったかを明らかにする.1.2の…

池本淳一「武術学校のエスノグラフィー再生産戦略とアイデンティティ構築の視点から」『社会学評論』2013年, 64巻, 2号, p.169-186

【本文】 武術学校とはスポーツ化した「競技武術」の専門課程をもつ中国における私立の体育系学校であり, 1980年代までの間に大学やナショナルチームを中心に発展してきた. 本稿は武術学校における再生産戦略とアイデンティティ構築に着目し, 競技武術の民間…

吉見俊哉著『アフター・カルチュラル・スタディーズ』(2019)

アフター・カルチュラル・スタディーズ 作者:吉見 俊哉 発売日: 2019/07/24 メディア: Kindle版 〈文化〉と〈政治〉をめぐる問いを深化させてきたカルチュラル・スタディーズの大いなる蓄積の後に、どのような批判的な知を構築し直せるのか? そして、新自由…