松田美佐「「遠征」をめぐる人間関係 ― Twitter上で親しくなる過程と社会的場面の切り分けを中心に―」『中央大学社会科学研究所年報』 2019年, 23巻, p.215-232

本文

This paper analyses the interviews of university students who engage in ‘Ensei (fan tourism)’, while focusing on their interpersonal relationships. These students mainly use Twitter to get information regarding events and their tickets, as well as to make new fan-friends (friends who are also fans of ‘Oshi’, an entertainer).When the students contact a stranger on Twitter and get to meet them face-to-face as fan-friends, they try a variety of methods to find out about the other person’s age, gender, ‘passion’ for Oshi, and so on. Moreover, they use multiple Twitter accounts to manage their relationships with acquaintances and fan-friends separately, by modifying the social settings and controlling the self-disclosure information.

松田美佐,2019,「『遠征』のケーススタディ―移動を促す趣味・人間関係・スマートフォン」『紀要社会学・ 社会情報学』29,中央大学文学部,21‒39.

【書評】井上義和「中村牧子著『著名人輩出の地域差と中等教育機会――「日本近現代人物履歴事典」を読む』」『社会学評論』2019年, 70巻, 2号, p.164-166

本文

著名人輩出の地域差と中等教育機会

著名人輩出の地域差と中等教育機会

  • 作者:中村 牧子
  • 発売日: 2018/10/30
  • メディア: 単行本
 

 

【書評】木戸功評, 筒井淳也, 前田泰樹著『社会学入門――社会とのかかわり方』『社会学評論』2019年, 70巻, 2号, p.161-162

本文

社会学入門 -- 社会とのかかわり方 (有斐閣ストゥディア)

社会学入門 -- 社会とのかかわり方 (有斐閣ストゥディア)

 

 

立川雅司「分野別研究動向(人新世) ―人新世概念が社会学にもたらすもの―」『社会学評論』2019年, 70巻, 2号, p.146-160

本文

Bonneuil, Christophe and Fressoz, Jean Baptiste, 2013, L’événement anthropocène, Paris: Seuil.(野坂しおり訳,2018,『人新世とは何か――〈地球と人類の時代〉の思想史』青土社.)

Friedman, Thomas, 2016, Thank You for Being Late: an Optimist’s Guide to Thriving in the Age of Accelerations, New York: Farrar, Straus and Giroux.(伏見威蕃訳,2018,『遅刻してくれて,ありがとう――常識が通じない時代の生き方(上・下)』日本経済新聞社.)

遅刻してくれて、ありがとう(上) 常識が通じない時代の生き方

遅刻してくれて、ありがとう(上) 常識が通じない時代の生き方

 

 

石田英敬,東浩紀著『新記号論 -脳とメディアが出会うとき』(2019)

 

現代人はつねにネットワークに接続されている。それはなにを意味するのか。二人の哲学者が、記号論という名の古くて新しいプロジェクトをいま再起動する―。先史時代の洞窟壁画から最新の脳科学までを貫き、ヒトと機械のインターフェイス=境界面の本質を明らかにする、スリリングな知的冒険!ゲンロンカフェ発、伝説の白熱講義を完全収録.

はじめに 東浩紀
講義 石田英敬+東浩紀

第1講義 記号論脳科学
メディア論の問い/なぜ記号論は廃れたのか/現代記号論の限界/技術的無意識の時代/フッサールは速記で考えた/チャンギージーの発見/ヒトはみな同じ文字を書いている/ドゥアンヌの読書脳/ニューロンリサイクル仮説/一般文字学はなにをすべきか

第2講義 フロイトへの回帰
不思議メモ帳の問題/語表象と対象表象/『夢解釈』読解における新発見/意識はどこにあるのか/夢のシネマ装置/超自我は聴覚帽の内在化である/人文学の危機/ライプニッツに帰れ/アンドロイドは電気羊の夢を見る/ドリームデコーディング/夢の危機と夢見る権利


第3講義 書き込みの体制(アウフシュライベジステーム)2000
1 情動と身体――スベテが「伝わる」とき
フロイトとスピノザ/ダマシオ『スピノザを探して』/『神経学的判断力批判』の可能性
2 記号と論理――スベテが「データ」になるとき
記号のピラミッドと逆ピラミッド/パースとデリダ/人工知能の原理/記号接地問題/ふたつの現象学
3 模倣と感染――スベテが「ネットワーク」になるとき
スピノザと模倣/光学モデルの限界/資本主義の四つの柱/なぜ記号論か/六八年革命の評価/
タルドとドゥルーズ=ガタリ/書き込みの体制2000にどう向き合うか

 

補論 石田英敬
4つの追伸 ハイパーコントロール社会について
文字学、資本主義、権力、そして自由

おわりに 石田英敬

 

【書評】北村匡平「ディストピアに逃走線を創造する」『コミュニケーション資本主義と〈コモン〉の探求 ーポスト・ヒューマン時代のメディ ア論』伊藤守編(東京大学出版会、2019 年)『年報カルチュラル・スタディーズ』2020年, 8巻, p.175-178

本文

伊藤編『コミュニケーション資本主義と〈コモン〉の探求:ポスト・ヒューマン時代のメディ ア論』2019

 

阿部和重,伊坂幸太郎著『キャプテンサンダーボルト』(2014)

 

キャプテンサンダーボルト

キャプテンサンダーボルト

 

世界を救うために、二人は走る。東京大空襲の夜、東北の蔵王に墜落したB29。公開中止になった幻の映画。迫りくる冷酷非情な破壊者。すべての謎に答えが出たとき、カウントダウンがはじまった。二人でしか辿りつけなかった到達点。前代未聞の完全合作。