築地正明著『わたしたちがこの世界を信じる理由-『シネマ』からのドゥルーズ入門』(2019)

わたしたちがこの世界を信じる理由: 『シネマ』からのドゥルーズ入門 作者:築地正明 河出書房新社 Amazon ドゥルーズの映画論にして哲学的な頂点「シネマ」を論じながら、この世界と闘い、この世界を信じるための思考と倫理をさぐる俊英のデビュー作。「シネ…

関めぐみ著『〈女子マネ〉のエスノグラフィー-大学運動部における男同士の絆と性差別』(2018)

〈女子マネ〉のエスノグラフィー(大学運動部における男同士の絆と性差別) 作者:関 めぐみ 晃洋書房 Amazon 女性とスポーツの新たな関係はつくりだせるのか? 〈女子マネ〉の経験をエスノグラフィーとして描くことで,その多様性を伝え,社会的に付与されている…

稲田豊史著『映画を早送りで観る人たちーファスト映画・ネタバレーコンテンツ消費の現在形』(2022)

映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~ (光文社新書) 作者:稲田 豊史 光文社 Amazon なぜ映画や映像を早送り再生しながら観る人がいるのか――。なんのために? それで作品を味わったといえるのか?著者の大きな違和感と…

小川哲著『ゲームの王国』(2017→2019)

ゲームの王国 上 (ハヤカワ文庫JA) 作者:小川 哲 早川書房 Amazon ゲームの王国 下 (ハヤカワ文庫JA) 作者:小川 哲 早川書房 Amazon サロト・サル―後にポル・ポトと呼ばれたクメール・ルージュ首魁の隠し子とされるソリヤ。貧村ロベーブレソンに生を享けた、…

空井護著『デモクラシーの整理法』(2020)

デモクラシーの整理法 (岩波新書 新赤版 1859) 作者:空井 護 岩波書店 Amazon 政治の主役である私たちは、デモクラシーについて十分に納得できているか。政治とは何かから始め、デモクラシーとはいかなる政治の仕組みか、「古典風」と「現代風」という二つの…

アシュリー・ミアーズ著,松本裕訳『グローバル・パーティーサーキットの社会学』(2020=2022)

VIP――グローバル・パーティーサーキットの社会学 作者:アシュリー・ミアーズ みすず書房 Amazon 元モデル研究者が超富裕層のパーティー界に潜入し、「モデルとボトル」の世界を分析。いかにして女性美は男のステータスに転換されるか? 「蚊に刺され、午後の…

ヴァージニア・ウルフ著『自分だけの部屋』(1929=1988)

自分だけの部屋 【新装版】 作者:ヴァージニア・ウルフ みすず書房 Amazon 「女性が小説なり詩なりを書こうとするなら、年に500ポンドの収入とドアに鍵のかかる部屋を持つ必要がある」(V・ウルフ) 経済的自立と精神的独立を主張し、想像力の飛翔と軽妙な語…

中室牧子, 津川友介著『「原因と結果」の経済学 ーデータから真実を見抜く思考法』(2017)

「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法 作者:中室 牧子,津川 友介 ダイヤモンド社 Amazon 「メタボ健診を受けていれば健康になれる」「テレビを見せると子どもの学力が下がる」「偏差値の高い大学に行けば収入は上がる」はなぜ間違いなのか…

クリス・ベイル著,松井信彦訳『ソーシャルメディア・プリズム-SNSはなぜヒトを過激にするのか?』(2021=2022)

ソーシャルメディア・プリズム――SNSはなぜヒトを過激にするのか? 作者:クリス・ベイル みすず書房 Amazon 「われわれのチームは、何千何万というソーシャルメディア・ユーザーの複数年にわたる行動を記述した億単位のデータポイントを収集してきた。自動化…

鵜飼健史著『政治責任-民主主義とのつき合い方』(2022)

政治責任 民主主義とのつき合い方 (岩波新書 新赤版 1913) 作者:鵜飼 健史 岩波書店 Amazon 政治責任を問うことも、それを看過することも日常になってしまったいま、私たちは「政治に無責任はつきものなのだ」という諦念を追認するしかないのか。自己責任論…

堀内都喜子著『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』(2020)

フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか (ポプラ新書) 作者:堀内都喜子 ポプラ社 Amazon ワークライフバランス世界1位!フィンランド流ゆとりのある生き方。フィンランド人は、仕事も、家庭も、趣味も、勉強も、なんにでも貪欲。でも、睡眠時間は平…

菅原琢著『データ分析読解の技術』(2022)

データ分析読解の技術 (中公新書ラクレ) 作者:菅原琢 中央公論新社 Amazon 「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データ…

小倉孝保著『ロレンスになれなかった男-空手でアラブを制した岡本秀樹の生涯』(2020)

ロレンスになれなかった男 空手でアラブを制した岡本秀樹の生涯 (角川書店単行本) 作者:小倉 孝保 KADOKAWA Amazon 映画「アラビアのロレンス」に憧れ1970年、シリアに向かった岡本秀樹。空手の稽古を通じて、アラブ民族に自立への誇りと現地の活気をもたら…

ニコラ・ブリオー著,武田宙也訳『ラディカント-グローバリゼーションの美学に向けて』(2009=2022)

ラディカント グローバリゼーションの美学に向けて 作者:ニコラ・ブリオー フィルムアート社 Amazon イメージやモノが氾濫し、群島化した世界にふさわしい「オルターモダニティ」とは?翻訳の思考を通して現代の美術批評を素描する。 今日の旅する人(ホモ・ウ…

バイロン・シャープ著, 前原謙二訳『ブランディングの科学 -誰も知らないマーケティングの法則11』(2010=2018)

ブランディングの科学 誰も知らないマーケテイングの法則11 作者:バイロン・シャープ 朝日新聞出版 Amazon コトラー理論など従来のセオリーを覆す11のマーケティングの法則を紹介。消費者の客観的な購買記録データをエビデンスとし、マーケティングの「常…

クリストファー・ケンワーシー著、吉田俊太郎訳『マスターショット100 -低予算映画を大作に変える撮影術』(2009=2011)

マスターショット100 作者:クリストファー・ケンワーシー フィルムアート社 Amazon 映像制作における様々なプロセスのうち、最も現場での「即断力」が求められるのがカメラワーク。本書では、実際の映画シーンをサンプルとしながら、100通りものショットの方…

小泉義之著『あたかも壊れた世界ー批評的、リアリズム的』(2019)

あたかも壊れた世界 ―批評的、リアリズム的― 作者:小泉義之 青土社 Amazon 生や狂気の問題を真正面から見据え、既存の価値観にしばられない思想を展開している著者が、その態度で「作品」と向き合うとき、いったい何が見えるのか。現代を代表する哲学者によ…

立山秀利著『入門者のPythonープログラムを作りながら基本を学ぶ』(2018)

入門者のPython プログラムを作りながら基本を学ぶ (ブルーバックス) 作者:立山 秀利 講談社 Amazon Pythonは、AIの開発やデータ分析、統計など何かと話題の分野で必須のプログラミング言語です。本書では、3つのプログラムを作り、動かしながらPythonの基本…

高橋麻奈著『やさしいPython』(2018)

やさしいPython (「やさしい」シリーズ) 作者:高橋 麻奈 SBクリエイティブ Amazon Pythonの基礎から機械学習の基本まで、スラスラ読める解説でとことん丁寧に。経験がなくてもしっかり理解できます。 Lesson1 はじめの一歩1.1 Pythonのプログラム1.2 コード…

東松照明『東松照明1951-60』(2000)

東松照明1951‐60 作者:東松 照明 作品社 Amazon 下町の姉妹、石切り場の子供たち、傷痍軍人、上野駅、ダルマ船で働く人々…みずみずしく卓抜な映像感覚でとらえた戦後日本の胎動。東松照明のドキュメンタリー写真を収める。

濱野ちひろ著『聖なるズー』(2019)

聖なるズー (集英社文庫) 作者:濱野ちひろ 集英社 Amazon 犬や馬をパートナーとする動物性愛者「ズー」。性暴力に苦しんだ経験を持つ著者は、彼らと寝食をともにしながら、人間にとって愛とは何か、暴力とは何か、考察を重ねる。そして、戸惑いつつ、希望の…

岡田温司著『映画と黙示録』(2019)

映画と黙示録 作者:岡田 温司 みすず書房 Amazon 〈もしもこの世界に終わりがあるとしたら、それはいつごろどんな風にやってくるのだろうか。それを克明かつ想像力豊かに記したのが、紀元後一世紀の末に書かれたとされる『ヨハネの黙示録』である。西洋にお…

千田有紀「菊地夏野著『日本のポストフェミニズム――「女子力」とネオリベラリズム』」『社会学評論』2021 年 71 巻 4 号 p. 749-750

【リンク】

長谷正人「近藤和都著『映画館と観客のメディア論――戦前期日本の「映画を読む/書く」という経験』」『社会学評論』2021年, 71巻, 4号, p. 743-744

【リンク】

福田和也,島田雅彦著『世紀末新マンザイ-パンク右翼vs. サヨク青二才』(1998)

世紀末新マンザイ―パンク右翼vs.サヨク青二才 作者:和也, 福田,雅彦, 島田 文藝春秋 Amazon 「パンク右翼」福田と「サヨク青二才」島田。当代きっての評論家と小説家が、社会・政治・経済・文学・芸術・家政と様々な角度から世紀末日本の実情をユーモアを交…

6151,中野晴代,もろんのん著『インスタグラム商品写真の撮り方ガイド』(2019)

インスタグラム商品写真の撮り方ガイド 作者:6151,中野 晴代,もろんのん 技術評論社 Amazon 人気写真家が写し出す。SNSで魅せる&映える撮影テクニック教えます!写真の魔法で魅力を引き出す47のレシピ。 1 売れる商品写真の組み立て方(最初に考えるべき5つの…

若江雅子著『膨張GAFAとの闘い-デジタル敗戦 霞ヶ関は何をしたのか』(2021)

若江雅子著『膨張GAFAとの闘 膨張GAFAとの闘い-デジタル敗戦 霞が関は何をしたのか (中公新書ラクレ 732) 作者:若江 雅子 中央公論新社 Amazon GAFAにデータと富が集中している。日本がそれを易々と許した一因に、にわかに信じがたい法制度の不備がある…

ジャネット・オッペンハイム著,和田芳久訳『英国心霊主義の抬頭-ヴィクトリア・エドワード朝時代の社会精神史』(1985=1992)

英国心霊主義の抬頭―ヴィクトリア・エドワード朝時代の社会精神史 作者:ジャネット オッペンハイム 工作舎 Amazon 動揺するキリスト教信仰に対し、魂の不死性を信じる心霊主義が登場! ブラバツキーをはじめクルックス、ウォレスら科学者も心霊研究を行った…

山田宗樹著『百年法』(2012→2015)

百年法 上 (角川文庫) 作者:山田 宗樹 KADOKAWA Amazon 原爆が6発落とされた日本。敗戦の絶望の中、国はアメリカ発の不老技術“HAVI”を導入した。すがりつくように“永遠の若さ”を得た日本国民。しかし、世代交代を促すため、不老処置を受けた者は100年後に死…

写真:篠山紀信,文:中平卓馬『決闘写真論』(1977)

決闘写真論 (1977年) Amazon かたや、現代日本を代表する写真家。かたや、伝説的存在として知られる写真家・写真評論家。「家」「晴れた日」「旅」など、数々の自信作で迫る篠山に対して、中平は、練りに練った文章で応じる。70年代の熱い息吹に満ちた「幻の…