装いの不自由 作者:倉本香,森田美芽,沼田千恵,上田章子,岡村優生 萌書房 Amazon たかがファッション/されどファッションの間にある性と美との強力な癒着が、特に女性にとっての枷となっていることをやさしく説いた気づきのための一冊。ジェンダー・スタディ…
チョムスキーと言語脳科学 (インターナショナル新書) 作者:酒井 邦嘉 集英社インターナショナル Amazon すべての自然言語には共通の基盤があり、言語機能は生得的だとする「生成文法理論」は正しいのか。言語研究の「革命」を告げるチョムスキー著『統辞構造…
ユーミンの歌声はなぜ心を揺さぶるのか 語り継ぎたい最高の歌い手たち (集英社新書) 作者:武部聡志,門間雄介 集英社 Amazon 日本で1番多くの歌い手と共演した音楽家が語るかつてない“究極のボーカル論”――。 真の「優れた歌い手」は何が凄いのか?音程やリズム…
仕事と人生に効く教養としての映画 作者:伊藤 弘了 PHP研究所 Amazon ただ漫然と映画を見ていませか? 本書は、「映画の見方」を教える本です。数百名以上の大学生を感動の渦に巻き込んだ「日本一わかりやすい映画講師」が、鑑賞にあたって知るべき事前知識…
ルポ 歌舞伎町の路上売春 ――それでも「立ちんぼ」を続ける彼女たち (ちくま新書) 作者:春増翔太 筑摩書房 Amazon 歌舞伎町で路上売春をする「普通」の若い女性が急増したのはなぜか。当事者たちのほか、彼女らを支援するNPO、ホスト、警察など多角的に取材…
サルトルのプリズム: 二十世紀フランス文学・思想論 作者:澤田 直 法政大学出版局 Amazon 膨大な著作や画期的な論争によって、二十世紀フランスを代表する哲学者・知識人となったサルトル。世界大戦がもたらした実存の虚無に想像力で立ち向かった作家は、同…
認識的不正義 作者:ミランダ・フリッカー,佐藤邦政,飯塚理恵 勁草書房 Amazon 黒人であることで警官から疑われる場合のように、聞き手の偏見のせいで話し手が過度に低い信用性しか受け取れない「証言的不正義」。セクハラの概念が存在しない時代にそれに苦し…
「頭がいい」とはどういうことか ――脳科学から考える (ちくま新書) 作者:毛内拡 筑摩書房 Amazon カギは「脳の持久力」にあった! 思い通りに体を動かす、アートを作り出す、感じる、人の気持ちがわかるなど、AI時代に求められる「真の頭の良さ」を考える…
オリヴィエ・ベカイユの死/呪われた家~ゾラ傑作短篇集~ (光文社古典新訳文庫) 作者:ゾラ 光文社 Amazon 完全に意識はあるが肉体が動かず、周囲に死んだと思われた男の視点から綴られる「オリヴィエ・ベカイユの死」。新進気鋭の画家とその不器量な妻との…
十九世紀フランス文学を学ぶ人のために 世界思想社 Amazon 革命後のフランス。小説・詩・演劇の世界は刷新され、作家たちはこぞって自伝・日記や旅行記を書いた。激動する社会の中で新たな思想が生まれ、ジャーナリズムの発達が文芸批評を促した。時代と社会…
アメリカは自己啓発本でできている 作者:尾崎俊介 平凡社 Amazon アメリカンドリーム、スピリチュアル、宗教的熱狂、超健康志向、ポジティブ思考……。建国の父フランクリン『自伝』からはじまる自己啓発本のベストセラーから見えるアメリカ。 1. 自己啓発思想…
アイドルについて葛藤しながら考えてみた ジェンダー/パーソナリティ/〈推し〉 青弓社 Amazon 「恋愛禁止」と異性愛規範、「卒業」制度に表れるエイジズムなど、アイドルというジャンルは演者に抑圧を強いる構造的な問題を抱え続けている。アイドルの可能…
【リンク】 Illusionism about phenomenal consciousness is the view that claims that phenomenal consciousness does not exist, but merely seems to exist. As the reductionist approach to consciousness has seemed stuck, panpsychism and illusion…
再帰性と偶然性 作者:ユク ホイ 青土社 Amazon フィードバックシステムをそなえ限りなく有機体に接近した機械に取り込まれて、私たちはいやおうなくシンギュラリティに推し進められていく。果たしてそのような未来は一直線の道路なのか? それとも潜在的な可…
素敵な圧迫 作者:呉 勝浩 KADOKAWA Amazon 『爆弾』『スワン』の気鋭が放つ、超弩級のミステリ短編集 「ぴったりくる隙間」を追い求める広美は、ひとりの男に目を奪われた。あの男に抱きしめられたなら、どんなに気持ちいいだろう。広美の執着は加速し、男の…
零號琴 作者:飛 浩隆 早川書房 Amazon 特種楽器技芸士のトロムボノクと相棒シェリュバンは惑星〈美縟〉に赴く。そこでは首都全体に配置された古の巨大楽器〈美玉鐘〉の五百年越しの竣工を記念し、全住民参加の假面劇が演じられようとしていた。上演の夜、秘…
コンヴァージェンス・カルチャー: ファンとメディアがつくる参加型文化 作者:ヘンリー・ジェンキンズ 晶文社 Amazon 『サバイバー』、『アメリカン・アイドル』、『マトリックス』、『スター・ウォーズ』、『ハリー・ポッター』……世界的ヒットを記録したエン…
転生するモード—デジタル時代のファッション (叢書セミオトポス) 新曜社 Amazon かつてファッションの流行はパリコレ、『ヴォーグ』『エル』などに主導されるものだったが、今やインスタグラムなどのネット上には読者の「ファッション」が溢れている。デジタ…
大平正芳 「戦後保守」とは何か (中公新書) 作者:福永文夫 中央公論新社 Amazon 戦後、「保守本流」の道を歩み、外相・蔵相などを歴任、1978年に首相の座に就いた大平正芳。その風貌から「おとうちゃん」「鈍牛」と綽名された大平は、政界屈指の知性派であり…
クリティカル・ワード ファッションスタディーズ フィルムアート社 Amazon ファッションを読み解く23のキーワードと、さらに深く知るための11の分野のブックガイド。 現代文化を考えるうえで知っておきたい基本と、多様な視点・アプローチを学ぶことができる…
ついでにジェントルメン (文春e-book) 作者:柚木 麻子 文藝春秋 Amazon 分かるし、刺さるし、救われる――自由になれる7つの物語。 編集者にダメ出しをされ続ける新人作家、女性専用車両に乗り込んでしまったびっくりするほど老けた四十五歳男性、男たちの意地…
ひとはなぜ服を着るのか (ちくま文庫 わ 8-3) 作者:鷲田 清一 筑摩書房 Amazon ひとは服なしでは生きられない。流行に巻き込まれずに生きることもできない。流行(モード)という社会の時間と身体の感覚とがせめぎあうその場所で、“わたし”という存在が整形…
HSPブームの功罪を問う (岩波ブックレット) 作者:飯村 周平 岩波書店 Amazon HSP(敏感すぎる人)という言葉は、人々の生きづらさを巧みに表したことで共感をよび、広く使われている。だが、本来は心理的特性を表す考え方が独り歩きし、医療やカウンセリング…
人工知能のうしろから世界をのぞいてみる 作者:三宅 陽一郎 青土社 Amazon 人間のような時間と空間の使い方を参考に組み立てられる人工知能。人間に限りなく近く…と設計されるかれらには世界がどのように見えるのだろうか。喜びや悲しみなどの感情はあるのだ…
ゴリオ爺さん (光文社古典新訳文庫) 作者:バルザック 光文社 Amazon 出世の野心を抱いてパリで法学を学ぶ貧乏貴族の子弟ラスティニャックは、場末の下宿屋に身を寄せながら、親戚の伝を辿り、なんとか社交界に潜り込む。そこで目にした令夫人は、実は下宿の…
日本の保守とリベラル 思考の座標軸を立て直す (中公選書) 作者:宇野重規 中央公論新社 Amazon 近年、日本政治においても、「右」と「左」ではなく、「保守」と「リベラル」という対立図式が語られることが多くなった。しかし、混乱した言論状況のなか、保守…
文化・階級・卓越化 (ソシオロジー選書) 作者:トニー・ベネット,マイク・サヴィジ,エリザベス・シルヴァ,アラン・ワード,モデスト・ガヨ=カル,デイヴィッド・ライト 青弓社 Amazon 「社会学の古典」であるピエール・ブルデューの『ディスタンクシオン』の問…
ちぐはぐな身体(からだ): ファッションって何? (ちくま文庫 わ 8-1) 作者:鷲田 清一 筑摩書房 Amazon ピアスや刺青をすることの意味とは?コムデギャルソンやヨウジヤマモト等のファッションが問いかけているものは?そもそも人は何のために服で体を隠すのか…
孤独の科学---人はなぜ寂しくなるのか 作者:ウィリアム・パトリック,ジョン・T・カシオポ 河出書房新社 Amazon その孤独感には理由がある! 脳と心のしくみ、遺伝と環境、進化のプロセス、病との関係、社会・経済的背景……「つながり」を求める動物としての人…
「好き」を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない (ディスカヴァー携書) 作者:三宅香帆 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 好きな本・映画・舞台・ドラマ・アイドルを語りたい人の必読書16万部突破『なぜ働いてい…