哲学

白川晋太郎著『ブランダム 推論主義の哲学 ープラグマティズムの新展開』(2021)

ブランダム 推論主義の哲学 作者:白川 晋太郎 青土社 Amazon カント、ヘーゲル、セラーズ、ローティ、ウィトゲンシュタイン、マクダウェルなどの議論を自在に取り込みながら、独自の理論体系を構築し、プラグマティズムを牽引するアメリカの哲学者ロバート・…

大谷弘著『道徳的に考えるとはどういうことか』(2023)

道徳的に考えるとはどういうことか (ちくま新書) 作者:大谷弘 筑摩書房 Amazon その考えは正しいか正しくないか、あるいはそれをすべきか否か―。私たちは日々、様々な道徳的判断を迫られ、あるときは自然に、また別のときには悩みに悩んで結論を下す。こうし…

渡邊陽祐「対話を通して現れるもう一人のわたし : フーコーの「パレーシア」を手掛かりに」『臨床哲学のメチエ』 22 211-269, 2017

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市田良彦著『フーコーの〈哲学〉-真理の政治史へ』(2023)

フーコーの〈哲学〉 真理の政治史へ 作者:市田 良彦 岩波書店 Amazon ミシェル・フーコーとは何者なのか。常に変化した思想家の変わらぬ核心には、真理をめぐる〈哲学〉が存在した。「私は哲学者ではない」と語ったフーコー自身の言葉に抗いながら「言語」「…

入不二基義著『問いを問う ー哲学入門講義』(2023)

問いを問う ――哲学入門講義 (ちくま新書) 作者:入不ニ基義 筑摩書房 Amazon 哲学とは、昔の人の考えや言葉を知って、理解することではない。哲学上の根本問題に自ら立ち向かうことでしか、哲学はできないのだ。「私たちの心を超えた世界を知ることはできるか…

谷川嘉浩著『スマホ時代の哲学-失われた孤独をめぐる冒険』(2022)

スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険 【購入者限定】スマホ時代を考えるための「読書案内」付き 作者:谷川嘉浩 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 「常時接続の世界」において、私たちはスマホから得られるわかりやすい刺激によって、自らを取…

石田英敬著『現代思想の教科書-世界を考える知の地平15章』(2005→2010)

現代思想の教科書 (ちくま学芸文庫) 作者:石田 英敬 筑摩書房 Amazon 現在、私たちを取り巻く「知」の数々は、20世紀以降の世界がおかれた4つの状況から発生する。本書ではそれを、ポスト・グーテンベルク状況、ポスト・モダン状況、ポスト・ナショナル状…

石田英敬著『自分と未来のつくり方-情報産業社会を生きる』(2010)

自分と未来のつくり方――情報産業社会を生きる (岩波ジュニア新書) 作者:石田 英敬 岩波書店 Amazon 『モモ』の「時間どろぼう」とプラトンの「洞窟の囚人」が現代を読み解くカギ!? 宮沢賢治にフッサール,デカルトまで飛び出す授業はとても刺激的.情報産…

金森修「G・カンギレムにおける生命論的技術論」『科学基礎論研究』1992 年 21 巻 1 号 p. 39-44

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石田英敬著『大人のためのメディア論講義』(2016)

大人のためのメディア論講義 (ちくま新書) 作者:石田 英敬 筑摩書房 Amazon 二四時間モバイル機器を手放せず、情報産業に囲い込まれた現代人の生活。人間が二足歩行へと進化した文字を持ちはじめた時から宿命づけられたこの現象は、二〇世紀に、二つのメディ…

丹生谷貴志著『光の国―あるいはvoyage en vain』(1984)

光の国―あるいはvoyage en vain (1984年) (リゾーム群書〈1〉) 作者:丹生谷 貴志 朝日出版社 Amazon I 神・神々・砂の書II 「死」・木星の逃亡者・「光の国」III 砂漠・bêtise・「光の国」あとがき

ノエル・キャロル著,高田敦史訳『ホラーの哲学ーフィクションと感情をめぐるパラドックス』(1990=2022)

ホラーの哲学 フィクションと感情をめぐるパラドックス 作者:ノエル・キャロル フィルムアート社 Amazon なぜ、「怖い」のに「見たい」のか?なぜ、存在しないものを怖がるのか? ここから、ホラーの哲学は始まった。ホラーの哲学を初めて理論化した革新的著…

中畑正志著『アリストテレスの哲学』(2023)

アリストテレスの哲学 (岩波新書 新赤版 1966) 作者:中畑 正志 岩波書店 Amazon 思想界では近年一段と脚光を浴びる一方で、一般には時代遅れのイメージが付きまとうアリストテレス。本書はこの懸隔に架橋すべく、彼が創出した<探究と知の方法>を示したうえで…

山口尚著『日本哲学の最前線』(2021)

日本哲学の最前線 (講談社現代新書) 作者:山口尚 講談社 Amazon 國分功一郎、青山拓央、千葉雅也、伊藤亜紗、古田徹也、苫野一徳……哲学の最前線の旗手たちが「いま考えていること」がこれ一冊でわかる! 私たちを縛りつける不自由と向き合う、本当の自由のた…

國分功一郎著『中動態の世界ー意志と責任の考古学』(2017)

中動態の世界 意志と責任の考古学 (シリーズ ケアをひらく) 作者:國分功一郎 医学書院 Amazon 自傷患者は言った。「切ったのか、切らされたのかわからない。気づいたら切れていた」依存症当事者はため息をついた。「世間の人とはしゃべっている言葉が違うの…

東浩紀著『新対話篇』(2020)

新対話篇 (ゲンロン叢書) 作者:東 浩紀 ゲンロン Amazon 東浩紀が2012年以降に行なった対談・鼎談から、哲学と芸術をテーマとするものを厳選し集成。文化が政治に従属し、人間がデータに還元される時代に、「対話」というもっとも古く原始的な方法で人文知の…

山内志朗著『「誤読」の哲学-ドゥルーズ、フーコーから中世哲学へ』(2013)

「誤読」の哲学 ドゥルーズ、フーコーから中世哲学へ 作者:山内 志朗 青土社 Amazon ドゥルーズやフーコーによる中世・近世の大胆な「誤読」。そこから浮かび上がる“オブジェクト”の謎とその「誤読」の歴史。現代から、デカルトやライプニッツ、スコラ哲学へ…

古田徹也著『それは私がしたことなのか -行為の哲学入門』(2013)

それは私がしたことなのか: 行為の哲学入門 作者:古田徹也 新曜社 Amazon 自然法則に支配され,運に翻弄されているかに見える人間。意のままにならないこの世界で,われわれはどこまで自由なのか。「私」という不完全な行為者の意思,責任,倫理を問い直し,…

【書評】流王貴義「岡崎宏樹著 『バタイユからの社会学―至高性,交流,剝き出しの生』」『社会学評論』2021年 72巻 1号 p.62-63

【リンク】 岡崎『バタイユからの社会学―至高性,交流,剝き出しの生』 バタイユからの社会学 (KGUP série 社会文化理論研究) 作者:岡崎 宏樹 関西学院大学出版会 Amazon

小泉義之著『哲学原理主義』(2022)

哲学原理主義 作者:小泉義之 青土社 Amazon 政治や歴史といった概念と、倫理や刑法といったルールと、生老病死や福祉といった現実と、言葉や文学といったイメージと、予断も間断もなく向き合いつづけてきた哲学者の集大成。「もっと高いもの」を求め、あらゆ…

戸田山和久著『知識の哲学』(2002)

知識の哲学 (哲学教科書シリーズ) 作者:戸田山 和久 産業図書 Amazon これまでの知識の哲学を解体し、自然現象としての知識を捉える新たな認識論のパラダイムを構築する、ユニークな教科書。 第1部 知識の哲学が生まれる現場1(なにが知識の哲学の課題だっ…

ジュディス・バトラー,エルネスト・ラクラウ,スラヴォイ・ジジェク著,竹村和子,村山敏勝訳『偶発性・ヘゲモニー・普遍性-新しい対抗政治への対話』(2000=2002→2019)

偶発性・ヘゲモニー・普遍性 ―新しい対抗政治への対話― 新装版 作者:ジュディス・バトラー,エルネスト・ラクラウ,スラヴォイ・ジジェク 青土社 Amazon 新しい民主主義のための政治理論をいかに創造するか。フェミニズム、クィア理論のバトラー、ポスト・マル…

築地正明著『わたしたちがこの世界を信じる理由-『シネマ』からのドゥルーズ入門』(2019)

わたしたちがこの世界を信じる理由: 『シネマ』からのドゥルーズ入門 作者:築地正明 河出書房新社 Amazon ドゥルーズの映画論にして哲学的な頂点「シネマ」を論じながら、この世界と闘い、この世界を信じるための思考と倫理をさぐる俊英のデビュー作。「シネ…

ニコラ・ブリオー著,武田宙也訳『ラディカント-グローバリゼーションの美学に向けて』(2009=2022)

ラディカント グローバリゼーションの美学に向けて 作者:ニコラ・ブリオー フィルムアート社 Amazon イメージやモノが氾濫し、群島化した世界にふさわしい「オルターモダニティ」とは?翻訳の思考を通して現代の美術批評を素描する。 今日の旅する人(ホモ・ウ…

吉田敬著『社会科学の哲学入門』(2021)

社会科学の哲学入門 作者:吉田 敬 勁草書房 Amazon 社会科学はいかなる「科学」か? 科学哲学の観点からその営みの根本へとガイドする。哲学と社会科学を学ぶ全ての人のための入門書。 序 章 社会科学の哲学を学ぶとはどういうことか 1. 社会科学の哲学とは…

ダニエル・C・デネット著,阿部文彦,木島泰三訳『思考の技法-直観ポンプと77の思考術』(2013→2015)

思考の技法 -直観ポンプと77の思考術- 作者:ダニエル・C・デネット 青土社 Amazon 並外れた天才でない私たちでも、適切な思考の道具を携えれば難解な問題に立ち向かうことができる。数多の哲学者や思想家が編み出してきた有益な道具と有害な道具を仕分けな…

千葉雅也,二村ヒトシ,柴田英里著『欲望会議-「超」ポリコレ宣言』(2018)

欲望会議 「超」ポリコレ宣言 (角川学芸出版単行本)作者:千葉 雅也,二村 ヒトシ,柴田 英里KADOKAWAAmazon

F. M. コンフォード著,山田道夫訳『ソクラテス以前以後』(1932=1995)

ソクラテス以前以後 (岩波文庫 青 683-1)作者:F.M.コンフォード岩波書店Amazon

一ノ瀬正樹著『英米哲学史講義』(2016)

英米哲学史講義 (ちくま学芸文庫) 作者:正樹, 一ノ瀬 筑摩書房 Amazon 英米哲学の諸潮流は、「経験」を基盤に据えるという発想に導かれている。それは、ロックやヒュームらの「経験論」を共通の源泉とするためだ―。ベンサム、J.S.ミルに発する「功利主義…

青山拓央著『時間と自由意志-自由は存在するか』(2016)

時間と自由意志:自由は存在するか (単行本) 作者:青山 拓央 筑摩書房 Amazon これまで自由意志/決定論の対立として論じられてきた難問を、自由とは何かという議論からいったん離れ、「分岐問題」の枠組みのもとで考察しなおす。従来の哲学が依拠してきた対立…