哲学

戸田山和久著『知識の哲学』(2002)

知識の哲学 (哲学教科書シリーズ) 作者:戸田山 和久 産業図書 Amazon これまでの知識の哲学を解体し、自然現象としての知識を捉える新たな認識論のパラダイムを構築する、ユニークな教科書。 第1部 知識の哲学が生まれる現場1(なにが知識の哲学の課題だっ…

ジュディス・バトラー,エルネスト・ラクラウ,スラヴォイ・ジジェク著,竹村和子,村山敏勝訳『偶発性・ヘゲモニー・普遍性-新しい対抗政治への対話』(2000=2002→2019)

偶発性・ヘゲモニー・普遍性 ―新しい対抗政治への対話― 新装版 作者:ジュディス・バトラー,エルネスト・ラクラウ,スラヴォイ・ジジェク 青土社 Amazon 新しい民主主義のための政治理論をいかに創造するか。フェミニズム、クィア理論のバトラー、ポスト・マル…

築地正明著『わたしたちがこの世界を信じる理由-『シネマ』からのドゥルーズ入門』(2019)

わたしたちがこの世界を信じる理由: 『シネマ』からのドゥルーズ入門 作者:築地正明 河出書房新社 Amazon ドゥルーズの映画論にして哲学的な頂点「シネマ」を論じながら、この世界と闘い、この世界を信じるための思考と倫理をさぐる俊英のデビュー作。「シネ…

ニコラ・ブリオー著,武田宙也訳『ラディカント-グローバリゼーションの美学に向けて』(2009=2022)

ラディカント グローバリゼーションの美学に向けて 作者:ニコラ・ブリオー フィルムアート社 Amazon イメージやモノが氾濫し、群島化した世界にふさわしい「オルターモダニティ」とは?翻訳の思考を通して現代の美術批評を素描する。 今日の旅する人(ホモ・ウ…

吉田敬著『社会科学の哲学入門』(2021)

社会科学の哲学入門 作者:吉田 敬 勁草書房 Amazon 社会科学はいかなる「科学」か? 科学哲学の観点からその営みの根本へとガイドする。哲学と社会科学を学ぶ全ての人のための入門書。 序 章 社会科学の哲学を学ぶとはどういうことか 1. 社会科学の哲学とは…

ダニエル・C・デネット著,阿部文彦,木島泰三訳『思考の技法-直観ポンプと77の思考術』(2013→2015)

思考の技法 -直観ポンプと77の思考術- 作者:ダニエル・C・デネット 青土社 Amazon 並外れた天才でない私たちでも、適切な思考の道具を携えれば難解な問題に立ち向かうことができる。数多の哲学者や思想家が編み出してきた有益な道具と有害な道具を仕分けな…

千葉雅也,二村ヒトシ,柴田英里著『欲望会議-「超」ポリコレ宣言』(2018)

欲望会議 「超」ポリコレ宣言 (角川学芸出版単行本)作者:千葉 雅也,二村 ヒトシ,柴田 英里KADOKAWAAmazon

F. M. コンフォード著,山田道夫訳『ソクラテス以前以後』(1932=1995)

ソクラテス以前以後 (岩波文庫 青 683-1)作者:F.M.コンフォード岩波書店Amazon

一ノ瀬正樹著『英米哲学史講義』(2016)

英米哲学史講義 (ちくま学芸文庫) 作者:正樹, 一ノ瀬 筑摩書房 Amazon 英米哲学の諸潮流は、「経験」を基盤に据えるという発想に導かれている。それは、ロックやヒュームらの「経験論」を共通の源泉とするためだ―。ベンサム、J.S.ミルに発する「功利主義…

青山拓央著『時間と自由意志-自由は存在するか』(2016)

時間と自由意志:自由は存在するか (単行本) 作者:青山 拓央 筑摩書房 Amazon これまで自由意志/決定論の対立として論じられてきた難問を、自由とは何かという議論からいったん離れ、「分岐問題」の枠組みのもとで考察しなおす。従来の哲学が依拠してきた対立…

小坂井敏晶著『増補 責任という虚構』(2008→2020)

増補 責任という虚構 (ちくま学芸文庫) 作者:小坂井敏晶 筑摩書房 Amazon 人間は自由意志を持った主体的存在であり、自己の行為に責任を負う。これが近代を支える人間像だ。しかし、社会心理学や脳科学はこの見方に真っ向から疑問を投げかける。ホロコースト…

ニコラス・ローズ著, 檜垣立哉監訳, 小倉拓也, 佐古仁志, 山崎吾郎訳『生そのものの政治学―二十一世紀の生物医学, 権力, 主体性』(2007=2014)

生そのものの政治学〈新装版〉:二十一世紀の生物医学、権力、主体性(叢書・ウニベルシタス) 作者:ローズ,ニコラス 発売日: 2019/11/20 メディア: 単行本 19世紀以来、国家は健康と衛生の名のもとに、人々の生死を管理する権力を手にしてきた。批判的学問や…

ジョルジョ・アガンベン著, 上村忠男訳『実在とは何か-マヨラナの失踪』(2016=2018)

実在とは何か マヨラナの失踪 (講談社選書メチエ) 作者:ジョルジョ・アガンベン 発売日: 2018/07/12 メディア: 単行本 一九三八年三月二六日、イタリアの若き理論物理学者が郵便船ティレニア号に乗船したあと、忽然と姿を消した―。当時三一歳だったエットレ…

斎藤幸平著『人新世の「資本論」』(2020)

人新世の「資本論」 (集英社新書) 作者:斎藤幸平 発売日: 2020/10/16 メディア: Kindle版 人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。それを阻止するためには資本主義の際限なき利…

石田英敬,東浩紀著『新記号論 -脳とメディアが出会うとき』(2019)

新記号論 脳とメディアが出会うとき (ゲンロン叢書) 作者:石田 英敬,東 浩紀 発売日: 2019/03/04 メディア: 単行本 現代人はつねにネットワークに接続されている。それはなにを意味するのか。二人の哲学者が、記号論という名の古くて新しいプロジェクトをい…

篠原雅武著『人新世の哲学-思弁的実在論以後の「人間の条件」』(2018)

人新世の哲学: 思弁的実在論以後の「人間の条件」 作者:雅武, 篠原 発売日: 2018/01/22 メディア: 単行本 人類の活動による大規模な環境変動は地球の姿を変え、地質学的に新たな時代「人新世」に突入している、ノーベル賞受賞科学者クルッツェンはそう述べた…

ロージ・ブライドッティ著, 門林岳史監訳『ポストヒューマン-新しい人文学に向けて』(2013=2019)

ポストヒューマン 新しい人文学に向けて 作者:ロージ・ブライドッティ 発売日: 2019/02/26 メディア: 単行本 人文主義の根幹にある近代・西洋・白人・男性的な人間像に異議を突きつけ、新しい人文学(ヒューマニティーズ)のかたちを描き出す。自己・種・死・…

石崎嘉彦「「倫理」の学と「超越的なもの」について ー善を基礎付けるのは自然か神か人間か?」『倫理学研究』2019年, 49巻, p.36-

【本文】

ミカエル・フッセル著, 西山雄二, 伊藤潤一郎, 伊藤美恵子, 横田祐美子訳『世界の終わりの後で』(2012=2020)

世界の終わりの後で: 黙示録的理性批判 (叢書・ウニベルシタス) 作者:フッセル,ミカエル 発売日: 2020/03/26 メディア: 単行本 世界の終わりは今ここにあり身体的に知覚され経験されるカテゴリーである。政治的なもの、社会的なもの、人間的なものの交差する…

倉田剛「いかにして社会種の実在性は擁護されうるのか ー「実在論的」社会構築主義についての試論」『哲学』2020年, 2020巻, 71号, p.49-68

【本文】

高艸賢「アルフレート・シュッツの社会科学の基礎づけに おける生世界概念の導入の契機と意義 ー生成から世界への内属へ」『社会学評論』2019年, 69巻, 4号, p.468-484

【本文】 アルフレート・シュッツの生世界論は,社会学の研究対象領域の1 つを提示しているだけでなく,社会科学の意味を反省するための手がかりを与えている.本稿の問いは,シュッツにおいて生世界概念は何を契機として導入され,その結果彼の論理はどのよ…

佐藤義之著『「心の哲学」批判序説』(2020)

「心の哲学」批判序説 (講談社選書メチエ) 作者:佐藤 義之 発売日: 2020/04/10 メディア: 文庫 認知科学、神経科学の隆盛によって、あらためて注目を浴びる「心の哲学」は、奇妙な主張をしている。「意識は物質世界の一領域である」「意識は自由な意思決定能…

『現代思想』5, 2020, vol.48-7「緊急特集 感染/パンデミック-新型コロナウイルスから考える」

現代思想2020年5月号 緊急特集=感染/パンデミック――新型コロナウイルスから考える 作者:G・アガンベン,J‐L・ナンシー,S・ジジェク,飯島 渉,小泉 義之,奥野克巳 発売日: 2020/04/28 メディア: Kindle版 新型コロナウイルスをめぐる報道が目下加熱してい…

宇野邦一著『ドゥルーズー流動の哲学』(2001→2020)

ドゥルーズ 流動の哲学 [増補改訂] (講談社学術文庫) 作者:宇野邦一 発売日: 2020/02/10 メディア: Kindle版 二〇世紀後半の哲学を牽引した思想家ジル・ドゥルーズ(一九二五‐九五年)。哲学史的な著作から出発し、『差異と反復』と『意味の論理学』を経て、…

山本貴光, 吉川浩満著『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。-古代ローマの大賢人の教え』(2020)

その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。: 古代ローマの大賢人の教え (単行本) 作者:山本 貴光,吉川 浩満 発売日: 2020/03/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) 仕事、進路、人間関係……。尽きない悩みも、古代の賢人に学べば、みるみる氷解。不安をなくし…

斎藤環著『フレーム憑き-視ることと症候』(2004)

フレーム憑き―視ることと症候 作者:斎藤 環 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2004/06/01 メディア: 単行本 映像の“真実”はどこへ行ったか。“リアル”はフレームに宿る。映画・アニメ・漫画などの視覚表現に現れた隠喩構造の変容を精神分析理論と臨床経験を武…

稲葉振一郎著『AI時代の労働の哲学』(2019)

AI時代の労働の哲学 (講談社選書メチエ) 作者:稲葉 振一郎 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/09/12 メディア: 単行本(ソフトカバー) AI(人工知能)が人間の仕事を奪う――これは「古くて新しい問題」です。馬車は自動車になり、工場はオートメーショ…

倉田剛著『日常世界を哲学する-存在論からのアプローチ』(2019)

日常世界を哲学する 存在論からのアプローチ (光文社新書) 作者:倉田 剛 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2019/08/20 メディア: 新書 「存在論」とは、何かが「ある」とはどういうことかを考える哲学の一大分野である。起源は古代に遡るが、現代では、ある…

マルクス・ガブリエル, マイケル・ハート, ポール・メイソン, 斎藤幸平著『未来への大分岐-資本主義の終わりか、人間の終焉か?』(2019)

資本主義の終わりか、人間の終焉か? 未来への大分岐 (集英社新書) 作者: マルクス・ガブリエル,マイケル・ハート,ポール・メイソン,斎藤幸平 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2019/08/09 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 利潤率低下=資本主義の…

松本卓也著『創造と狂気の歴史-プラトンからドゥルーズまで』(2019)

創造と狂気の歴史 プラトンからドゥルーズまで (講談社選書メチエ) 作者: 松本卓也 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/03/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 「創造」と「狂気」には切っても切れない深い結びつきがある──…