アイドル

井上 淳子, 上田 泰「アイドルに対するファンの心理的所有感とその影響について ― 他のファンへの意識とウェルビーイングへの効果 ―」『マーケティングジャーナル』2023 年 43 巻 1 号 p. 18-28

【リンク】 本研究はアイドルを応援する(推す)ファンがアイドルに対して心理的所有感を持つことを主張し,その影響について論じるものである。具体的には,アイドルに対するファンの心理的所有感は,同じアイドルの他のファン(同担)に対する複雑な意識を…

田島悠来編『アイドル・スタディーズ -研究のための視点、問い、方法』(2022)

アイドル・スタディーズ――研究のための視点、問い、方法 作者:田島 悠来,上岡 磨奈,石井 純哉,香月 孝史,青田 麻未,関根 禎嘉,大尾 侑子,陳 怡禎,松本 友也,中村 香住 明石書店 Amazon これまでの研究動向を整理しつつ、最新の研究事例や実践を紹介すること…

香月孝史著『乃木坂46のドラマトゥルギー-演じる身体/フィクション/静かな成熟』(2020)

乃木坂46のドラマトゥルギー 演じる身体/フィクション/静かな成熟 作者:香月 孝史 青弓社 Amazon 乃木坂46の舞台演劇への傾倒に着目して、アイドルが「演じる」ことの意味を解きほぐす。アイドル文化が抱える課題も指摘しながら、乃木坂46がそれらと対峙して…

岡田康宏著『アイドルのいる暮らし』(2013)

アイドルのいる暮らし 作者:岡田康宏 発売日: 2013/07/24 メディア: Kindle版 この本に登場する10名は、年齢は20代から50代まで、80年代のアイドル黄金時代を知るベテランから、AKBでアイドルを知ったばかりの若者まで、既婚者が4人、離婚経験者が1人、子供…

岡島紳士, 岡田康宏著『グループアイドル進化論-「アイドル戦国時代」がやってきた!』(2011)

グループアイドル進化論 (マイナビ新書) 作者:岡島 紳士,岡田 康宏 発売日: 2011/01/24 メディア: Kindle版 80年代のおニャン子クラブから、モーニング娘。を経て、AKB48へ。時代とともに移り変わってきた人気グループアイドルの成り立ちと変遷を追うことで…

Jeconiah Louis Dreisbach「MNL48 and the Idol Culture Phenomenon: An Emerging Manifestation of Japanese Soft Power in the Philippines」『Educatum Journal of Social Sciences』 4(1), p.60-66.

【本文】 AKS, the talent agency that manages idol groups in Japan, announced in 2016 that they will be establishing AKB48 sister groups in Thailand (BNK48), the Philippines (MNL48), and Taiwan (TPE48). The Groups of 48, commonly referred t…

石川洋行「アイロニーに抗する〈主体〉―松田聖子/中森明菜の文化社会学的考察―」『ソシオロゴス』2015年, 39号

【本文】 本稿は、松田聖子及び中森明菜が直面した主体性の問題に関して、文化社会学的観点からの考察を試 みるものである。松田は記号による意味の失効化と女性の自立という二つの物語を背負い、その人格を 多層化させながら 80 年代を通してそのア…

西条昇, 木内英太, 植田康孝「アイドルが生息する「現実空間」と「仮想空間」の二重構造〜「キャラクター」と「偶像」の合致と乖離〜」『江戸川大学紀要』2016年, 26巻

【本文】 岡島紳士+岡田康宏[2011]「グループアイドル進化論 アイドル戦国時代がやってきた!」,毎日コミュ ニケーションズ グループアイドル進化論 ~「アイドル戦国時代」がやってきた!~ (マイコミ新書) 作者:岡島 紳士,岡田 康宏 発売日: 20…

古川光流, 袁景竜, 陳怡禎, 山崎敬一「大学生のアイドルファンにおける音楽受容の調査」『埼玉大学紀要. 教養学部』2020, 55巻, 2号, p.237-258

【本文】 池田大臣,2013, 「共同体、個人そしてプロデュセイジ――英語圏におけるファン研究の動向について」『甲南女子大学研究紀要. 人間科学編』(49):107-119. 【本文】 辻泉,2012,「『観察者化』するファン~流動化社会への適応形態として:ネット…

高田治樹, 菊地学, 尹成秀「オタクはどのような印象をもたれているのか? : オタクカテゴリと印象との相互関連性の検討」『目白大学心理学研究』2020, (16), p.1-13

【本文】 森本季沙・大久保智生・鈴木公啓(2017)「青年期に おけるコスプレに関する動機と心理的効用の検討─大学生とコスプレイヤーの比較から─」香川大学教育学研究報告第I部,147,13-25. 【本文】 山岡重行(2016)『腐女子の心理学─彼女たちはな ぜB…

馬場伸彦「視覚イメージとしてのアイドル論 : 「見ること」によって呼び出される集合的記憶」『甲南女子大学研究紀要Ⅰ』2020年, 56号, p.47-56

【本文】 西兼志『アイドル/メディア論講義』 アイドル/メディア論講義 作者:西 兼志 発売日: 2017/04/10 メディア: 単行本

金明華「中国におけるアイドル・ファン: 李宇春ファン「玉米(ユーミー)」を手がかりに」『マス・コミュニケーション研究』2010年, 77巻, p. 187-204

【本文】 Fiske, John(1989=1998)Reading the Popular,Routledge.(山本雄二訳『抵抗の快楽―ポピュラーカルチャーの記号論』世界思想社) 抵抗の快楽―ポピュラーカルチャーの記号論 (SEKAISHISO SEMINAR) 作者:ジョン フィスク メディア: 単行本 辻 泉(20…

圓田浩二「オタク的コミュニケーション ー「普通っぽい」アイドルと三つの距離」『ソシオロジ』1998年, 43巻, 2号, p.67-79

【本文】

王旖旎「ジャニーズのアイドル育成による日本組織論」修士課程学位論文, 2014年

【本文】

竹中夏海著『IDOL DANCE-歌って踊るカワイイ女の子がいる限り、世界は楽しい』(2012)

IDOL DANCE!!!: 歌って踊るカワイイ女の子がいる限り、世界は楽しい 作者: 竹中夏海 出版社/メーカー: ポット出版 発売日: 2012/12/07 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 33回 この商品を含むブログ (15件) を見る ぱすぽ☆やアップアップガールズ(仮)…

吉田豪著『吉田豪と15人の女たち』(2018)

吉田豪と15人の女たち 作者: 吉田豪 出版社/メーカー: 白夜書房 発売日: 2018/09/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る カルチャーマガジン『BRODY』の人気連載「吉田豪インタビュー」を中心にまとめた、女優・タレント・アイド…

田家大知, 大坪ケムタ著『10年続くアイドル運営術ーゼロから始めた“ゆるめるモ! "の2507日』(2019)

10年続くアイドル運営術~ゼロから始めた“ゆるめるモ! "の2507日~ (コア新書) 作者: 田家大知、大坪ケムタ 出版社/メーカー: コアマガジン 発売日: 2019/08/20 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 本書は「アイドルグループを自分の手で作る」ための…

2011年アイドルソングベスト21

流れに乗じて今年のアイドルソングランキングを決定したものの、アイドルソングを評価することそれ自体が、自家撞着という側面が強いということを大前提として触れておきたい。太田省一が『アイドル進化論』にて用いた「批評性」と「感情移入」というファン…

『MJ AKB48 SPECIAL』から引き出された記憶の連鎖

さっきNHKでAKB特集やってた。特集といっても、本人がスタジオに来てトークしたりライブしたりするわけでもなく、過去のNHKの番組でのライブのランキングなので、取り立てて新しいわけでもない。でもこれを見ていてなんとも不思議な気分になったのね。今回は…

アイドル狂人万事快調

運命的といっても差し支えないような唯一無二のメディア体験を、それ自体固有のものとして他の何ものにも代えることなく、全的に肯定するにふさわしい言説はいかなるものか絶えず自己言及し続けることこそが、メディアそのものの無条件なる擁護に繋がること…