築地正明著『わたしたちがこの世界を信じる理由-『シネマ』からのドゥルーズ入門』(2019)

 

ドゥルーズの映画論にして哲学的な頂点「シネマ」を論じながら、この世界と闘い、この世界を信じるための思考と倫理をさぐる俊英のデビュー作。「シネマ」からのドゥルーズ入門決定版。

第1章 仮構作用と生
第2章 映画と二十世紀の戦争
第3章 記憶と忘却、そして偽の力
第4章 真理批判―裁きと決別するために
第5章 自由間接話法と物語行為
第6章 民が欠けている
第7章 言葉とイマージュの考古学
第8章 精神の自動人形のゆくえ
結論 この世界を信じる理由―ユーモアと生成