石川健治著『自由と特権の距離ーカール・シュミット「制度体保障」論・再考 [増補版]』(1999→2007)

カール・シュミットの「制度体保障論」を再検討しつつ、日本の公法学における制度的保障論ほかの通念を根底から覆す問題提起の書。

序 1 通念としての制度的保障
 2 制度的保障における制度
 3 再び獲得される〈問い〉
1A 「典型」の探求
 B ドグマーティク
 C 二つの”制度”
2 A 〈制度〉の文法
 B 公法上の制度体
 C 私法上の法制度
3 A 霧中のオーリウ
 B クラインの昏迷
 C 〈問い〉の再獲得

制度伝説『自由と特権の距離』補遺