- 作者: ロランバルト,Roland Barthes,花輪光
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1997/06/07
- メディア: 単行本
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現象学的な方法によって、写真の本質・ノエマ(それはかつてあった)を明証しようとした写真論。私事について語ることの少なかったバルトが、直接的に母の死について触れると同時に、写真の核心に迫った彼のイメージ論の決算。
「写真」の特殊性
分類しがたい「写真」
出発点としての感動
「撮影者」、「幻像」、「観客」
撮影される人
「観客」―その無秩序な好み
冒険としての「写真」
鷹揚な現象学
二重性
「ストゥディウム」と「プンクトゥム」
「ストゥディウム」
知らせること
描くこと〔ほか〕