蓮實重彦著『表象の奈落―フィクションと思考の動体視力』(2006)

表象の奈落―フィクションと思考の動体視力

表象の奈落―フィクションと思考の動体視力

1 墓の彼方の追想
 倦怠する彼自身のいたわり―ロラン・バルト追悼
 ジル・ドゥルーズと「恩寵」―あたかも、ギリシャ人のように ほか
2 フーコーの世紀
 フーコーと“十九世紀”―われわれにとって、なお、同時代的な
 視線のテクノロジーフーコーの「矛盾」 ほか
3 記号と運動
 「魂」の唯物論的擁護にむけて―ソシュールの記号概念をめぐって
 視線、物語、断片―ボッティチェルリの『春』と『ヴィーナスの誕生』 ほか
4 近代の散文
 『ブヴァールとペキュシェ』論―固有名詞と人称について
 曖昧さの均衡―セリーヌ著『北』を読む ほか
5 フィクション、理論を超えて
 エンマ・ボヴァリーとリチャード・ニクソン―『ボヴァリー夫人』とフィクション
 「『赤』の誘惑」をめぐって―フィクションについてのソウルでの考察 ほか

恋愛のディスクール・断章

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ブヴァールとペキュシェ (上) (岩波文庫)

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セリーヌの作品〈第8巻〉北 上巻

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言語のざわめき

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