吉田眸著『ドアの映画史-細部からの見方、技法のリテラシー』(2011)

 

ドアの映画史―細部からの見方、技法のリテラシー

ドアの映画史―細部からの見方、技法のリテラシー

  • 作者:眸, 吉田
  • 発売日: 2011/04/07
  • メディア: 単行本
 

ドアは内開きか、外開きか?気づかないほどさりげない細部の演出や技法に、映画を読み解く鍵がある。ストーリー中心主義を超え、映画の魔法に迫る。

扉と映画、映画への扉
追いかけ映画を追いかける
表情の奥、映画の顔
眼の力(あるいは無力)、視線で繋ぐ映画
新たに「語る」ための長回し
パノラマ空間と映画時間
パンの衝撃、衝撃的な覗き
映像と音の不自然な関係
階段の映画、映画への階段
映画の内/外
映画と媒介
「映画化」の失敗、外部の視線
鏡を破砕する
他者の欲望が作動する
見せることは隠すことである
探す映画は探される