佐藤俊樹著『近代・組織・資本主義―日本と西欧における近代の地平』(1993)

近代・組織・資本主義―日本と西欧における近代の地平

近代・組織・資本主義―日本と西欧における近代の地平

M.ウェーバーの近代資本主義論を全く新たな視点から再構築し、近代をつくりだした個人―組織―社会の無限のダイナミクスを見いだしてゆく。 平成七年度組織学会賞(高宮賞)受賞。

序章 〈近代〉を語る地平線―主題と方法と構成
第1部 近代の「起源」へ
 プロテスタンティズムは資本主義をうんだか―近代と資本主義をめぐる問題系
 ゼクテの論理と近代社会―コルプスからコーポレーションへ
 近代社会とホッブス問題―近代のダイナミクス)
第2部 日本的近代の地平
 個体的戦闘者と「自由」―「日本的」社会の誕生
 「私」的個人の社会―日本近代の軌跡
 日本的社会の終焉―戦後社会とその現在)
 終章 終わりと始まり―二一世紀近代の地平