ノーマン・S・ハイナー著, 田嶋淳子訳『ホテル・ライフ』(1936=1997)

 

ホテル・ライフ (シカゴ都市社会学古典シリーズ)

ホテル・ライフ (シカゴ都市社会学古典シリーズ)

  • 作者: ノーマン・S.ハイナー,吉原直樹,Norman S. Hayner,田嶋淳子
  • 出版社/メーカー: ハーベスト社
  • 発売日: 1997/08
  • メディア: 単行本
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都市にとってホテルが意味するものは、生活にとって都市が意味するものと同じである。怠惰で快適で自由で、そして孤独なホテルライフの歴史をさぐり、そこで暮らす人々の心の動きや行動を考察する。

第1章 ホテル・ライフとパーソナリティ
第2章 隊商宿からコテージへ
第3章 ホテルと都市地域
第4章 家庭としてのホテル
第5章 なぜホテルで暮らすのか
第6章 ホテル人口の趨勢
第7章 ホテル居住者のタイプ
第8章 解放された家族
第9章 ホテルの子供
第10章 ハイウェイの魅力と街の灯り
第11章 人間性の問題
第12章 ホテルとアメリカ社会

 

パオロ・マッツァリーノ著『反社会学講座』(2004→2007)

 

反社会学講座 (ちくま文庫)

反社会学講座 (ちくま文庫)

 

 少年の凶悪犯罪は減ってるし、少子化になっても日本の社会はなんともない。昔の日本人はちっとも勤勉じゃなかったし、日本のお役人はふれあいが大好きだ…社会学を超えた「反社会学」で見れば、世の中はこんなにおもしろい!学問とエンターテインメントとお笑いを融合させ、業界を震撼させた奇書が、増補文庫版となって再登場。

なぜ社会学はだめなのか
キレやすいのは誰だ
満足ですかー!
パラサイトシングルが日本を救う
公平な社会を作るバカ息子(娘も)
日本人は勤勉ではない
続・日本人は勤勉ではない
フリーターのおかげなのです
ひきこもりのためのビジネスマナー講座
ふれあい大国ニッポン〔ほか〕

 

中野正大, 宝月誠編著『シカゴ学派の社会学』(2003)

 

シカゴ学派の社会学 (SEKAISHISO SEMINAR)

シカゴ学派の社会学 (SEKAISHISO SEMINAR)

 

 近年注目されているシカゴ学派の魅力や、そもそもシカゴ学派とは何かなど、社会学のあらゆる領域をカバーするシカゴ学派社会学の全貌をわかりやすく解説し、社会学の魅力を再発見する。

第1部 シカゴ学派社会学

 シカゴ学派とは
 シカゴ学派の形成
 シカゴ学派の確立
第2部 研究領域―人と作品

 エスニシティ―移民と人種
 都市生活―その光と影
 非行と犯罪 ほか
第3部 シカゴ学派現代社会学―シカゴ・ルネッサンスへ向けて

 第二次シカゴ学派
 シカゴ学派と外部世界

 Anderson『ホーボー』

ホーボー―ホームレスの人たちの社会学 (上) (シカゴ都市社会学古典シリーズ (No.3))

ホーボー―ホームレスの人たちの社会学 (上) (シカゴ都市社会学古典シリーズ (No.3))

 

 ハイナー『ホテル・ライフ』

ホテル・ライフ (シカゴ都市社会学古典シリーズ)

ホテル・ライフ (シカゴ都市社会学古典シリーズ)

  • 作者: ノーマン・S.ハイナー,吉原直樹,Norman S. Hayner,田嶋淳子
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  • 発売日: 1997/08
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 クレッシー『タクシーダンス・ホール』

タクシーダンス・ホール:商業的娯楽と都市生活に関する社会学的研究 (シカゴ都市社会学古典シリーズNo.4)

タクシーダンス・ホール:商業的娯楽と都市生活に関する社会学的研究 (シカゴ都市社会学古典シリーズNo.4)

  • 作者: ポール・G・クレッシー,奥田道大,吉原直樹,桑原司,石沢真貴,寺岡伸悟,高橋早苗,奥田憲昭,和泉浩
  • 出版社/メーカー: ハーベスト社
  • 発売日: 2017/10/26
  • メディア: 単行本
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ショウ『ジャック・ローラー―ある非行少年自身の物語』 

ジャック・ローラー―ある非行少年自身の物語

ジャック・ローラー―ある非行少年自身の物語

 

 ブルーマー『シンボリック相互作用論―パースペクティヴと方法』

シンボリック相互作用論―パースペクティヴと方法 (Keisoコミュニケーション)

シンボリック相互作用論―パースペクティヴと方法 (Keisoコミュニケーション)

 

 

岸政彦, 北田暁大, 筒井淳也, 稲葉振一郎著『社会学はどこから来てどこへ行くのか』(2018)

 

社会学はどこから来てどこへ行くのか

社会学はどこから来てどこへ行くのか

 

地道な社会調査の労苦と豊穣さ、学史・理論研究の凄み、そして研究者から見た現代社会の問題点とその理解経路について、侃々諤々の議論をそのまま1冊に収録した数年間におよぶ白熱の対話記録。社会学の到達点と展望を楽しみながら読み、考え、そして共有してほしい。

はじめに
第1章 社会学はどこから来てどこへ行くのか
第2章 社会学は何に悩み、何を伝えたいのか
第3章 社会学は何をすべきで、何ができるのか
第4章 質的調査と量的調査は対話可能か
第5章 フェイクニュースに騙されないための《社会調査》のすすめ
第6章 社会学の仕事の実際
第7章 データの正しさと〈相場感〉
第8章 再び、社会学はどこから来てどこへ行くのか
索 引

 

サスキア・サッセン著, 伊豫谷登士翁他訳『グローバル・シティ-ニューヨーク・ロンドン・東京から世界を読む』(2001=2008→2018)

 

グローバル・シティ (ちくま学芸文庫)

グローバル・シティ (ちくま学芸文庫)

 

情報通信技術の発達が経済活動の劇的な変化を引き起こす一方で、世界経済を統治し文化をリードする機能は、グローバル・シティと呼ばれる「場」に集積した。そこには金融とともに高度な専門サービスを提供する企業が集中し、世界経済を支配・管理するだけでなく、高所得者層の新しいライフスタイルがグローバルな文化を生み出している。しかしその裏では、移民労働者を含む低賃金労働者が、産業を底辺で支えているのだ。国民国家の枠組を超えて発生する世界の新秩序と格差拡大を実証的に暴いた、都市論・移民研究・政治経済学の金寺塔。

第1部 グローバル化の地理学と構図を読み解く

 分散と新しい形の集中
 対外直接投資の新しいパターン
 金融業の国際化と拡大
第2部 グローバル・シティの経済秩序

 生産者サービス
 グローバル・シティ―脱工業化時代の生産の場
 グローバル都市システムをつくるもの―ネットワークと階層
第3部 グローバル・シティの社会秩序

 雇用と所得
 経済再編―階級と空間の二極化

 

 

リチャード・セイラー, キャス・サンスティーン著, 遠藤真美訳『実践行動経済学-健康、富、幸福への聡明な選択』(2008=2009)

 

実践 行動経済学

実践 行動経済学

 

市場には何が足りないのだろう?ごく凡庸な我々は、様々な人生の決断において自らの不合理性とひ弱さに振り回され続ける。制度に“ナッジ”を組み込めば、社会はもう少し暮らしやすくなる。“使える”行動経済学の全米ベストセラー。世界的な金融危機を読み解いた「国際版あとがき」も収録。

はじめにーー「自由放任」でも「押しつけ」でもなく

第1部 ヒューマンの世界とエコノの世界
第1章 バイアスと誤謬
第2章 誘惑の先回りをする
第3章 言動は群れに従う
第4章 ナッジはいつ必要なのか
第5章 選択アーキテクチャ

第2部 個人における貯蓄、投資、借金
第6章 意志力を問わない貯蓄戦略
第7章 オメデタ過ぎる投資法
第8章 “借金市場"に油断は禁物

第3部 社会における医療、環境、婚姻制度
第9章 社会保障制度の民営化――ビュッフェ方式
第10章 複雑きわまりない薬剤給付プログラム
第11章 臓器提供者を増やす方法
第12章 われわれの地球を救え
第13章 結婚を民営化する

第4部 ナッジの拡張と想定される異論
第14章 一二のミニナッジ

第15章 異論に答えよう
第16章 真の第三の道

あとがきーーヒューマン投資家と二〇〇八年金融危機

 

西村大志, 松浦雄介編著『映画は社会学する』(2016)

 

映画は社会学する

映画は社会学する

 

映画を用いて読者の想像力を刺激し、活性化するなかで、社会学における古典ともいうべき20の基礎理論を修得するための入門書。映画という想像力に富んだ思考実験から、人間や社会のリアルを社会学的につかみとる。

第1部 社会学的思考に慣れる

 動機の語彙(C.W.ミルズ)
 行為と演技(E.ゴフマン)
 ラベリング理論(H.ベッカー) ほか
第2部 社会学の視野を広げる

 社会関係資本(R.D.パットナム)
 感情労働(A.R.ホックシールド)
 親密性(A.ギデンズ) ほか
第3部 現代を読み解く社会学

 消費社会論(J.ボードリヤール)
 規律訓練と主体化(M.フーコー)
 監視社会(D.ライアン) ほか)

 伊奈『C. W. ミルズとアメリカ公共社会』

 間庭『現代若者犯罪史―バブル期後重要事件の歴史的解読』

現代若者犯罪史―バブル期後重要事件の歴史的解読

現代若者犯罪史―バブル期後重要事件の歴史的解読

 

ゴフマン『行為と演技』

行為と演技―日常生活における自己呈示 (ゴッフマンの社会学 1)

行為と演技―日常生活における自己呈示 (ゴッフマンの社会学 1)

 

コリンズ『脱常識の社会学』 

脱常識の社会学 第二版――社会の読み方入門 (岩波現代文庫)

脱常識の社会学 第二版――社会の読み方入門 (岩波現代文庫)

 

 中河『触発するゴフマン』

触発するゴフマン―やりとりの秩序の社会学

触発するゴフマン―やりとりの秩序の社会学

 

 西川「ゴフマンのドラマトゥルギー」中野『シカゴ学派社会学

シカゴ学派の社会学 (SEKAISHISO SEMINAR)

シカゴ学派の社会学 (SEKAISHISO SEMINAR)

 

  シュッツ『現象学的社会学

現象学的社会学 (文化人類学叢書)

現象学的社会学 (文化人類学叢書)

 

 野村『やさしいベイトソン

やさしいベイトソン―コミュニケーション理論を学ぼう!

やさしいベイトソン―コミュニケーション理論を学ぼう!

 

 アパデュライ『さまよえる近代』 

さまよえる近代―グローバル化の文化研究

さまよえる近代―グローバル化の文化研究

 

 片桐『過去と記憶の社会学

過去と記憶の社会学―自己論からの展開

過去と記憶の社会学―自己論からの展開

 

 日高『昭和ノスタルジアとは何か:記憶とラディカル・デモクラシーのメディア学』

昭和ノスタルジアとは何か

昭和ノスタルジアとは何か

 

 松浦『記憶の不確定性:社会学的探求』

記憶の不確定性―社会学的探究

記憶の不確定性―社会学的探究