阿部彩著『子どもの貧困Ⅱ-解決策を考える』(2014)

 

子どもの貧困/不利/ 困難を考える?:社会的支援をめぐる政策的アプローチ

子どもの貧困/不利/ 困難を考える?:社会的支援をめぐる政策的アプローチ

 

 2013年,「子どもの貧困対策法」が成立した.教育,医療,保育,生活.政策課題が多々ある中で,プライオリティは何か? 現金給付,現物給付,それぞれの利点と欠点は? 国内外の貧困研究のこれまでの知見と洞察を総動員して,政策の優先順位と子どもの貧困指標の考え方を整理する.社会政策論入門としても最適な一冊.

 はじめに

第1章 子どもの貧困の現状
 1 どれほどの子どもが貧困なのか
 2 貧困が子どもに及ぼす影響
 3 貧困の社会的コスト
 4 景気回復は貧困対策となり得るか

第2章 要因は何か
 1 連鎖の経路
 2 どの経路が重要なのか
 3 経路研究を政策につなげるために

第3章 政策を選択する
 1 政策の選択肢
 2 政策の効果を測る
 3 政策の収益性を見る
 4 日本への示唆

第4章 対象者を選定する
 1 普遍主義と選別主義
 2 的を絞る
 3 年齢を絞る
 4 タ-ゲティングの罠

第5章 現金給付を考える
 1 「現金給付 対 現物給付」論争
 2 現金給付の利点/現物給付の利点
 3 現金給付の現状
 4 現金給付の設計オプション

第6章 現物(サ-ビス)給付を考える
 1 子どもへの支援
 2 親への支援

第7章 教育と就労
 1 教育費の問題
 2 学力格差の縮小
 3 学校生活への包摂
 4 教育のセ-フティネットの強化
 5 教育から就労への移行支援
 6 子どもと接する大人たちへの教育・支援

終章 政策目標としての子どもの貧困削減
 1 子どもの貧困対策法
 2 子どもの貧困を測る
 3 優先順位
 4 さいごに
 
 あとがき
 主要引用・参考文献
 参考資料 子どもの貧困対策の推進に関する法律