ジョナサン・ウルフ著, 大澤津, 原田健二朗訳『「正しい政策」がないならどうすべきか-政策のための哲学』(2011=2016)

 

「正しい政策」がないならどうすべきか: 政策のための哲学

「正しい政策」がないならどうすべきか: 政策のための哲学

 

伝統的な哲学は、正義の理論や共通善の説明を作り上げ、それが多くの政策課題についてもつ含意を示すというやり方で、政策の問いを考えてきた。しかし本書は、現実世界で直面する政策課題から出発し、哲学だけでなく、歴史学社会学、科学的証拠を使い、なぜいまそれが問題になっているのかを解明し理解することを目指す。

序論
第1章 動物実験
第2章 ギャンブル
第3章 ドラッグ
第4章 安全性
第5章 犯罪と刑罰
第6章 健康
第7章 障碍
第8章 自由市場
第9章 結論