最貧のアフリカ諸国では深刻な危機がなんと民主主義によって増幅されている。『最底辺の10億人』の著者がアフリカ大陸における驚くべき逆説を剔抉する。
序章 最底辺の国々の恐るべき逆説
第一部 現実の否定としてのデモクレイジー
第一章 選挙と暴力
第二章 民族間の権力闘争
第三章 煮えたぎる釜のなかでーー紛争後調停第ニ部 現前する暴力と対峙せよ
第四章 銃ーー火に油を注ぐ武装
第五章 戦争ーー破壊の政治経済学
第六章 クーデターーー誘導装置のないミサイル
第七章 破綻国家コートジボワール
第八章 国づくりの過程と条件
第九章 餌をもらうくらいなら死ぬほうがましか?
第十章 現実の変革のさなかで