樋口陽一著『「日本国憲法」まっとうに議論するために 改訂新版』(2006→2015)

いまこそ憲法を語る言葉を吟味しよう――本格的入門書。今こそ憲法を語る言葉を吟味せよ。日本を代表する憲法学者が、「憲法とは」「人としての権利」「市民としての権利」「第九条」についてなど、5回の授業をするような講義形式でシャープに解説する。現在、国会をとりまく大きなうねりがあるなか、昨今の情勢を鑑み、「政権交代」「決める政治と決めさせない政治」「2012 年自民党改憲案の日本社会像」「「天賦人権説に基づく規定振り」の排除」の項目を新たに書き下ろし、新しい「あとがき」を付けておくります。憲法と、民主主義について語るための格好の手引き。憲法全文も収録。憲法の基本理念――「国家」「国民」「個人」「人権」「主権」などについて、どう考えればよいのか、重要なことを解説します。まさに今、法について、民主主義について語るための格好の書。

はじめに
第1章 「憲法」とは ―― 四つの89年
第2章 「人」としての権利(1)―― 個であることの「淋しさ」に耐える
第3章 「人」としての権利(2)―― 自由と・または公正
第4章 「市民」としての権利 ―― 公共社会を自分たちがつくる
第5章 第九条 ――「汝、平和を欲すれば…」
おわりに
あとがき(2015.8)

蟻川『憲法的思惟』

石川『自由と特権の距離』長谷部『比較不能な価値の迷宮』既読
比較不能な価値の迷路―リベラル・デモクラシーの憲法理論

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阪口『立憲主義と民主主義』既読
立憲主義と民主主義 (現代憲法理論叢書)

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毛利『民主政の規範理論』「ドイツと米国の憲法状況を分析」
民主政の規範理論―憲法パトリオティズムは可能か

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愛敬『近代立憲主義思想の原像』
近代立憲主義思想の原像―ジョン・ロック政治思想と現代憲法学

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中島『財産権の領分』西原『自律と保護』