- 作者: アンリベルクソン,Henri Bergson,合田正人,小野浩太郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2015/08/06
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (4件) を見る
科学的知見が急発展をとげる20世紀初頭にあって、新しい認識論を提唱しつづけたベルクソン。その主要著作4冊のうち、哲学的遺作ともいうべき本書は、これまでの思考をふまえた上で、道徳と社会を「閉じたもの」と「開かれたもの」に、宗教を「静的宗教」と「動的宗教」に分け、個人から生まれ出たエネルギーが人類全体への倫理的・宗教的行為へと向かう、真の神秘主義の可能性を問う。産業至上主義の世界が第二次大戦へと進んでいく時代の、強い危機感のなかで、アクチュアルな意識をもって執筆された著作。学芸文庫新訳。
第1章 道徳的責務
(社会秩序と自然秩序/社会のなかの個人 ほか)
第2章 静的宗教
(理性的存在における不条理について/作話機能 ほか)
第3章 動的宗教
(宗教という語の二つの意味/なぜ宗教という同じ語を使うのか? ほか)
第4章 最後の指摘 機械主義と神秘主義
(閉じた諸社会と開かれた社会/自然的なものの存続 ほか)
田辺元とハイデガー: 封印された哲学 (PHP新書 884)
- 作者: 合田正人
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2013/09/13
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (1件) を見る