堀潤之・菅原慶乃編著『越境の映画史』(2014)メモ

越境の映画史 (関西大学東西学術研究所研究叢刊)

越境の映画史 (関西大学東西学術研究所研究叢刊)

時期的には初期映画の時代から1960年代半ばまで及び、地理的にはヨーロッパ(フランス、ドイツ、帝政ロシア)、アジア(日本、上海、香港、マレー半島)、そしてアメリカに関わる、東西の映画史における「越境」の6つのケース・スタディを通じて、ナショナルな枠組みを乗り越えた映画史を構想する。

はじめに(堀 潤之)
第1部 映画は越境する
 第1章 歌い、悲しみ、覚醒するカチューシャ
  ―トルストイ『復活』と中国語映画(西村正男)
 第2章 越境するスターダム 
  ―帝政ロシアと日本におけるマックス・ランデ―の受容(大傍正規)
 第3章 中国人を描くべきは誰か
  ―アメリカ対中映画貿易をめぐる表象の政治学(菅原慶乃)
第2部 越境する映画人たち
 第4章 ナショナル・シネマの隙間に 
  ―1920年代のマレー半島における中国系移民の映画製作について(韓燕麗)
 第5章 西部への呼び声 
  ―ナチス時代のルイス・トレンカーの越境的活動をめぐって(竹峰義和)
 第6章 「東洋」から遠く離れて
  ―クリス・マルケルによる中国・北朝鮮・日本 (堀 潤之)
おわりに(菅原慶乃)

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映画史への招待

映画史への招待

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日本の女優 (日本の50年日本の200年)

日本の女優 (日本の50年日本の200年)

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日本映画における外国映画の影響―比較映画史研究 (1983年)

日本映画における外国映画の影響―比較映画史研究 (1983年)

100「中国影片製造公司亜細亜影片公司、明星影片公司、長城画片公司、顧が持っていた"義憤"とよく似た正義感を設立趣旨としていた国産映画会社」
138 25 御園生涼子「越境へのオープン・ドア ー文化貿易の視点から見たアメリカ初期映画検閲制度」
映画のなかの社会/社会のなかの映画 (映画学叢書)

映画のなかの社会/社会のなかの映画 (映画学叢書)

141 48「中国侮辱映画」のターゲットがアメリカ映画から日本映画に。1937年上海での『新しき土』への抗議。
193 ルビッチ『パッション』(1920)
194 トレンカー『アルプス槍騎隊』(1936)
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ナチ娯楽映画の世界

ナチ娯楽映画の世界

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映画大臣―ゲッベルスとナチ時代の映画

映画大臣―ゲッベルスとナチ時代の映画

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ウーファ物語(ストーリー)―ある映画コンツェルンの歴史

ウーファ物語(ストーリー)―ある映画コンツェルンの歴史

  • 作者: クラウスクライマイアー,平田達治,宮本春美,山本佳樹,原克,飯田道子
  • 出版社/メーカー: 鳥影社
  • 発売日: 2005/01/15
  • メディア: 単行本
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