加藤幹郎著『ヒッチコック『裏窓』ミステリの映画学』(2005)メモ

ヒッチコック『裏窓』ミステリの映画学 (理想の教室)

ヒッチコック『裏窓』ミステリの映画学 (理想の教室)

事件は無事解決、映画は大団円へ。いや、男はほんとうに妻を殺害したのでしょうか?一本の作品を克明に「見る」こと、徹底的に分析することで浮かび上がる二重のミステリ。「ヒッチコックの映画的冒険、その胆力、その果敢さにわたしたちは心底おどろかねばならない」―シネマ・スタディーズ最前線の真髄をお見せします。

『裏窓』あらすじ
第1回 二重のミステリ
 言い漏らされていること
 代表作
 裏窓とスクリーン ほか)
第2回 外見と内実の乖離
 「婦人消失」の謎
 視線を発見する視線
 新妻と亡霊 ほか)
第3回 映画史のなかのヒッチコック
 奇妙な愛の寓話
 「ひとを愛すること」と「ひとを見ること」の関係
 「わたしはあなたを愛しています」 ほか