- 作者: 中山昭彦
- 出版社/メーカー: 玉川大学出版部
- 発売日: 2008/11
- メディア: 単行本
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20世紀の視覚的な表現がはらむ未知の可能性と、表象が抱え込んだ限界とを、映画、アニメーション、絵画から多層的に解き明かす。
1 図像とアニメーションへの回路
ジャポニズムの現在/押野武志
アニメーション/運動/物語―宮崎駿に注目して/榊裕一
2 実写映画への回路
カルメンはどこに行く―戦後日本映画における「肉体」の言説と表象/斉藤綾子
キートン、機械、中国の「工業題材映画」/応雄
「非―決定」の闇―黒沢清『回路』について/川崎公平
3 理論的実践への回路
存在と表象―メルロ=ポンティによる芸術論の周縁/飛嶋隆信
滅多にない花のように―「アウシュヴィッツ以後」におけるクラカウアー『映画の理論』の救済/藤井仁子
世界の断面―ゴダール・消失・回帰/佐藤淳二
間のイマージュ―バルト・小津・ドゥルーズ/中山昭彦