小泉悠著『ウクライナ戦争』(2022)

 

2022年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻し、第二次世界大戦以降最大規模の戦争が始まった。国際世論の非難を浴びながらも、かたくなに「特別軍事作戦」を続けるプーチン、国内にとどまりNATO諸国の支援を受けて徹底抗戦を続けるゼレンシキー。そもそもこの戦争はなぜ始まり、戦場では一体何が起きているのか?数多くのメディアに出演し、抜群の人気と信頼を誇る軍事研究者が、世界を一変させた歴史的事件の全貌を伝える待望の書き下ろし。

第1章 2021年春の軍事的危機2021年1月~5月(バイデン政権成立後の米露関係;ゼレンシキー政権との関係)
第2章 開戦前夜2021年9月~2022年2月21日(終わり、そして続き;プーチンの野望 ほか)
第3章 「特別軍事作戦」2022年2月24日~7月(失敗した短期決戦の目論見;ウクライナの抵抗 ほか)
第4章 転機を迎える第二次ロシア・ウクライナ戦争2022年8月~(綻びるロシアの戦争指導;ウクライナの巻き返し ほか)
第5章 この戦争をどう理解するか(新しい戦争?;ロシアの軍事理論から見た今次戦争 ほか)