フィリップ・フック著,中山ゆかり訳『印象派はこうして世界を征服した』(2009=2009)

 

なぜモネやルノワールは世界中で好まれるのか。なぜ富裕層は印象派絵画を所有するのか。競売人が明かす美術史の舞台裏。

1 近づいて見れば、支離滅裂なだけ―印象主義の衝撃的な新しさ
2 鍵盤の上を歩く猫のメロディー―フランスにおける印象主義の受容
3 新しい世界のための新しい美術―アメリカと印象主義
4 文化的に正しい行為として―ドイツにおける印象主義の受容
5 セント・ポール大聖堂の異教徒たち―印象主義に対する英国の反応
6 奔走する競売人たち―印象派絵画、一九四五‐一九七〇年
7 価格の向こう側―印象派絵画、一九七〇‐一九九〇年
8 永遠性の象徴―一九九〇年以降の印象派絵画