西江雅之著『異郷 西江雅之の世界』(2012)

 

西江雅之氏は、日本で初めてスワヒリ語の辞典を独力でつくった文化人類学者・言語学者です。アフリカ、カリブ諸島、インド洋諸島の辺境を中心に、小さなカバン1つだけ持って、どんな土地でも、どんな部族でも、どんな職業の人物でも、その中にどっぷり浸かって、独自のフィールドワークを展開することから、「裸足の学者」「日本のインディ・ジョーンズ」と称されています。

日頃、見たこともないような異境の地の生活風習、半裸の部族が鮮やかに正装した祭りの様子、辺境の街の生活を、持ち前の観察眼と、「インディ・ジョーンズ」的な行動から撮影した写真とエッセイで構成しています。