フリオ・コルタサル 著, 土岐恒二訳『石蹴り遊び』(1963=2016)

石蹴り遊び (フィクションの楽しみ)

石蹴り遊び (フィクションの楽しみ)

読者を共犯者に、旅の道連れに、仕立てあげること―二通りの読み方をもつ開かれた書物。『ユリシーズ』の実験的技法を用いながら、パリ、そしてブエノスアイレスを舞台に現代人の苦悩を描いた、ラテンアメリカ文学屈指の野心作。