- 作者: ポールリクール,Paul Ricoeur,久米博
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 2004/09
- メディア: 単行本
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「時間は物語の様式で分節されるのに応じて人間的時間になる。そして物語は時間的存在の条件になるときに、その完全な意味に到達する」。このテーゼの豊かな含蓄を、アウグスティヌスの時間論とアリストテレスのミメーシス論を媒介に汲み尽くした著者畢生の成果。
第1部 物語と時間性の循環
時間経験のアポリア―アウグスティヌス著『告白』第十一巻
筋立て―アリストテレス『詩学』のひとつの読解
時間と物語―三重のミメーシス
第2部 歴史と物語
物語の衰退
物語のための弁護
歴史の志向性
117 1976=82
行為としての読書 美的作用の理論 (岩波モダンクラシックス)
- 作者: ヴォルフガング・イーザー,轡田收
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/07/23
- メディア: 単行本
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405「歴史記述もフィクション物語も、両者に共通な物語構造、つまり筋によって、人間の歴史的条件を記述し、再=記述する」「人間の経験の歴史性は、本質的に物語性としてしか言語化されないのであり、歴史的時間は物語によってしか表現されない」