竹本健治著『匣の中の失楽』(1978→1991)

匣の中の失楽 (講談社ノベルス)

匣の中の失楽 (講談社ノベルス)

探偵小説愛好家の仲間うちで「黒魔術師」と綽名されていた曳間が殺害された。しかも友人のナイルズが現在進行形で書いている実名小説が予言した通りに……。弱冠22歳の青年が書いたこの処女作は、推理小説史に新たな頂点を画し、新本格推理の原点といわれる伝説の名著となった。現実と非現実の狭間に現出する、5つの〈さかさまの密室〉とは!? 綾辻行人氏推薦。 (講談社ノベルス)