斎藤眞著『アメリカとは何か』(1981『アメリカ史の文脈』→1995)

アメリカとは何か (平凡社ライブラリー (89))

アメリカとは何か (平凡社ライブラリー (89))

独立革命膨張主義、反主知主義アメリカン・デモクラシーなどのテーマを、アメリカ史の文脈の中に位置づけ、その歴史的全体像を明らかにする。現状を歴史的事実を通して、アメリカ史の構造を描く。

89 クレヴクール
159, 178

歴史はいかに書かれるべきか (講談社学術文庫 399)

歴史はいかに書かれるべきか (講談社学術文庫 399)

188, 198
アメリカ自由主義の伝統 (講談社学術文庫)

アメリカ自由主義の伝統 (講談社学術文庫)

298「学問の世界でいうならば、そしてミルズ流の解釈をとるならば、「形式的な模糊たる難解主義によって、あるいは形式的案空虚な工夫によって」アメリ社会学は現状維持の方向をとっているということになる。パーソンズ流の「壮大な理論」が「統合」と「均衡」のみを見て「変化」を見ず、ラザスフェルト流の実体調査が末梢を見て文脈を見ない結果、アメリ社会学は既存の構造を問うことなく、既存の構造を前提とした技術的な工学に没頭しがちになる。それは既存の構造を拡大再生産する技術のフロンティアを開拓することであっても、それは既存の構造を克服して、新しい天地を開拓するフロンティアではありえない」
313, 334
自由の女神のもとへ―移民とエスニシティ

自由の女神のもとへ―移民とエスニシティ