- 作者: 宇野重規
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2004/04/01
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フランスにおける政治哲学の復権の意義を問い、「政治」「デモクラシー」「権力」「人権と市民権」「国制」「共和主義と自由主義」についての新たな理論的地平を開く。さらに日本における政治哲学の可能性をさぐり、その発展をめざす。
第1部 現代フランス政治哲学の位置づけ
現代世界の中のフランス政治哲学
政治哲学復活への道のり
第2部 諸概念の検討
「政治」から「政治的なるもの」へ
歴史の中のデモクラシー
内向する権力論
人権と市民権の間
新しい国制論
共和主義と自由主義
18 カストリアディス『迷宮の岐路』
意味を見失った時代―迷宮の岐路〈4〉 (叢書・ウニベルシタス)
- 作者: コルネリュウスカストリアディス,Cornelius Castoriadis,江口幹
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 1999/08
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社会学的思考の流れ〈1〉 (1974年) (叢書・ウニベルシタス)
- 作者: 北川隆吉,レイモン・アロン
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
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- 作者: Quentin Skinner,クエンティンスキナー,門間都喜郎
- 出版社/メーカー: 春風社
- 発売日: 2009/05
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62 ルフォール, マルクス主義とメルロ=ポンティの現象学の独特な結合『エクリール―政治的なるものに耐えて』
エクリール―政治的なるものに耐えて (叢書・ウニベルシタス)
- 作者: クロードルフォール,Claude Lefort,宇京頼三
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 1995/06/01
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62 カストリアディス『したこととすべきこと』
したこととすべきこと―迷宮の岐路〈5〉 (叢書・ウニベルシタス)
- 作者: コルネリュウスカストリアディス,Cornelius Castoriadis,江口幹
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 2007/10
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- 作者: エドガール・モラン,古田幸男
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- 作者: ピエールクラストル,渡辺公三
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- 作者: フィリップラクー=ラバルト,Philippe Lacoue‐Labarthe,大西雅一郎
- 出版社/メーカー: みすず書房
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- 作者: M.フィンリー,柴田平三郎
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- 作者: マルセル・ゴーシェ,伊達聖伸,藤田尚志
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103 佐々木『政治学講義』
- 作者: 佐々木毅
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よみがえる古代思想―「哲学と政治」講義1 (講談社学術文庫)
- 作者: 佐々木毅
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- 作者: 杉田敦
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- 作者: カール・マルクス,城塚登
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ユダヤ人問題に寄せて/ヘーゲル法哲学批判序説 (光文社古典新訳文庫)
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政治哲学とは何か―レオ・シュトラウスの政治哲学論集 (テオレイン叢書)
- 作者: レオシュトラウス,石崎嘉彦
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163 ピエール・マナン『自由主義の政治思想』
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181「第三共和政において優位したのは、ジャコバン的な「徳の共和国」ではなく、むしろコンドルセ的な「知の共和国」であった」
182 スタール夫人やベンジャマン・コンスタンに代表されるフランス自由主義
188 フランス自由主義が、英米の自由主義のように国家による社会への干渉への警戒と異なることに注意せよ。共和主義に反発し、国家と社会の分離をデモクラシーに必須の要素とするフランス自由主義は、それゆえ保守主義に親和性があり、その存亡を危うくした。
189 北川「現代フランス「国家」の変容と共和主義・市民社会論争」【リンク】
195「この点についてルノーは、スキナー的な答えとポーコック的な答えがあるとする。スキナー的な答えは、いわば道具主義的な共和主義理解である。というのも、政治参加のためには道徳的な動機づけは必要ではない。政治参加へ向けて人々を説得するには、それによって、自分の個人的自由をよりよく保持できると説得するだけで十分である。政治参加は個人的自由を守るための手段であって、それ自体が目的ではない。このようなスキナー的理解に基づく限り、共和主義は自由主義の対抗モデルというよりも、自由主義を実現するための手段ということになる。これに対しポーコック的な答えにおいては、政治参加は単に手段にとどまらず、それ自体が価値とされる。すでに指摘したように、ポーコックにとって政治参加は様々な人間論的な意味を持つ。その意味で、公民的な共和主義理解と呼ぶことができる。この場合に問題になるのは、政治参加それ自体が価値と見なされることで、自由主義的な信条、すなわち価値は各個人が選択するものであるという信条を逸脱する危険性があることである」
197「フランス共和主義の本質はあくまで、とくにフランス革命を頂点とするフランスの政治的近代の擁護にある」