「法学」において法哲学の占めるべき位置はあるか,どこに。その内部での議論は実定法学に何を伝えるのか──こうした疑問を受けとめて,気鋭の論者ふたりの対話は,やがて法学の内外へと議論を誘発していく。対話がもたらすものは幸福か。知的世界は変わるのだろうか。
第1テーマ 権利と人権のあいだ(大屋・安藤/倫理学からのコメント:江口 聡)
第2テーマ 団体が,そして団体のみが(安藤・大屋/民法学からのコメント:水津太郎)
第3テーマ 平等の平等か,不平等の平等か(大屋・安藤:政治哲学からのコメント:井上 彰)
第4テーマ 法と危険と責任と(安藤・大屋/刑法学からのコメント:佐藤拓磨)
第5テーマ 正義・同一性・差異(大屋・安藤/政治学からのコメント:田村哲樹)
第6テーマ 最高ですか?(安藤・大屋/憲法学からのコメント:片桐直人)
少し離れたところからの眺め──<異世界通信>としての対話(米村幸太郎)
4 ドゥウォーキン『原理の問題』「個々人が平等に尊敬され配慮される権利を持つと考えるロナルド・ドゥウォーキンは、人権を「切り札」(trump)と位置付けた」
- 作者: リチャード・セイラー,キャス・サンスティーン,遠藤真美
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6 大屋『自由か、さもなくば幸福か?』
自由か、さもなくば幸福か?: 二一世紀の〈あり得べき社会〉を問う (筑摩選書)
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9 瀬川, 宇佐美, 大屋『法哲学』
10 安藤『統治と功利』「古典的功利主義を統治の哲学と位置付け、現代におけるその再生を目指すものとして」
14 コリアー『民主主義がアフリカ経済を殺す』
78 大屋『法哲学の言語哲学―クリプキから根源的規約主義へ』
82 日本法哲学会『功利主義ルネッサンス―統治の哲学として』
111 大屋『自由とは何か―監視社会と「個人」の消滅』