安藤馨, 大屋雄裕著『法哲学と法哲学の対話』(2017)

 

法哲学と法哲学の対話

法哲学と法哲学の対話

 

「法学」において法哲学の占めるべき位置はあるか,どこに。その内部での議論は実定法学に何を伝えるのか──こうした疑問を受けとめて,気鋭の論者ふたりの対話は,やがて法学の内外へと議論を誘発していく。対話がもたらすものは幸福か。知的世界は変わるのだろうか。

第1テーマ 権利と人権のあいだ(大屋・安藤/倫理学からのコメント:江口 聡)
第2テーマ 団体が,そして団体のみが(安藤・大屋/民法学からのコメント:水津太郎)
第3テーマ 平等の平等か,不平等の平等か(大屋・安藤:政治哲学からのコメント:井上 彰)
第4テーマ 法と危険と責任と(安藤・大屋/刑法学からのコメント:佐藤拓磨)
第5テーマ 正義・同一性・差異(大屋・安藤/政治学からのコメント:田村哲樹
第6テーマ 最高ですか?(安藤・大屋/憲法学からのコメント:片桐直人)
少し離れたところからの眺め──<異世界通信>としての対話(米村幸太郎) 

 4 ドゥウォーキン『原理の問題』「個々人が平等に尊敬され配慮される権利を持つと考えるロナルド・ドゥウォーキンは、人権を「切り札」(trump)と位置付けた」

原理の問題

原理の問題

 

 5 ノージックアナーキー・国家・ユートピア

アナーキー・国家・ユートピア―国家の正当性とその限界

アナーキー・国家・ユートピア―国家の正当性とその限界

 

 6 サンスティーン『実践 行動経済学

実践 行動経済学

実践 行動経済学

 

 6 大屋『自由か、さもなくば幸福か?』

 9 瀬川, 宇佐美, 大屋『法哲学

法哲学

法哲学

 

 10 安藤『統治と功利』「古典的功利主義を統治の哲学と位置付け、現代におけるその再生を目指すものとして」

統治と功利

統治と功利

 

 14 コリアー『民主主義がアフリカ経済を殺す』

民主主義がアフリカ経済を殺す

民主主義がアフリカ経済を殺す

 

78 大屋『法哲学言語哲学クリプキから根源的規約主義へ』 

 

法解釈の言語哲学―クリプキから根元的規約主義へ

法解釈の言語哲学―クリプキから根元的規約主義へ

 

 82 日本法哲学会『功利主義ルネッサンス―統治の哲学として』

功利主義ルネッサンス―統治の哲学として (法哲学年報)

功利主義ルネッサンス―統治の哲学として (法哲学年報)

 

 111 大屋『自由とは何か―監視社会と「個人」の消滅』