ジョルジュ・カンギレム著,杉山吉弘訳『生命の認識』(1965=2002→2023)

 

生気論の諸相、有機体と機械、生体とその環境など、生命・技術・科学的認識の連関にかんする問題編成に立ち向かうラディカルな哲学的思考。フーコー、セール、ブルデューら諸思想に多大な影響を与えたその哲学の原点。1 方法(動物生物学における実験)/2 歴史(細胞理論)/3 哲学(生気論の諸相/機械と有機体/生体とその環境/正常なものと病理的なもの/奇形と怪物的なもの)。

初版の前書き

第二版の前書き

序説 思考と生体

Ⅰ 方法

動物生物学における実験

Ⅱ 歴史

細胞理論

Ⅲ 哲学
一 生気論の諸相
二 機械と有機
三 生体とその環境
四 正常なものと病理的なもの
五 奇形と怪物的なもの


付録
一 繊維理論から細胞理論への移行に関する覚え書き
二 細胞理論とライプニッツ哲学の関係に関する覚え書き
三 一六六五年、パリでテヴノ氏家の集会列席者にステノによってなされた『大脳解剖学に関する講演』からの抜粋

訳注
訳者あとがき
参考文献
原注
人名索引