2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

池内了著『科学・技術と現代社会』(2014)

科学・技術と現代社会 上作者: 池内了出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2014/10/11メディア: 単行本この商品を含むブログを見る科学・技術と現代社会 下作者: 池内了出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2014/10/25メディア: 単行本この商品を含むブログ…

内藤準「社会階層研究における機会の平等と完全移動 概念の分析に基づく方法論的検討」『社会学評論』Vol. 65, No. 3, 390-408, 2014

【リンク】 「機会の平等」は現代社会の最重要な規範的原理の1つであり, 階層研究では「完全移動」 (親子の地位の独立) として解釈されてきた. しかし近年この考え方に対しては「親子の地位の関連は平等な機会のもとで本人たちが形成した選好に基づく選択の…

上野修著『デカルト、ホッブズ、スピノザ 哲学する十七世紀』(1999→2011)

デカルト、ホッブズ、スピノザ 哲学する十七世紀 (講談社学術文庫)作者: 上野修出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/13メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (14件) を見る 近代哲学の祖とされ、「心身二元論」に拠ったデカルト…

長谷川公一「世界社会学会議横浜大会を振り返る 経過・意義と今後の課題」『社会学評論』Vol. 65, No. 3, 308-316, 2014

【リンク】

兼子諭「公共圏論のパースペクティブの刷新 アレグザンダー「市民圏」論の検討をもとに」『社会学評論』Vol. 65, No. 3, 360-373, 2014

【リンク】 本稿は, アレグザンダーの「市民圏」論の検討によって, 公共圏論の理論的な刷新を図ることを目的とする. 公共圏論に大きな影響を及ぼすハーバーマスは, 公共圏を公論形成の領域と規定する点ではマクロ的な観点を保持する. だが, 直接的な対話によ…

鳶島修治「高校生の教育期待に対する性別と出身階層の影響 学力に関する自己認知の媒介効果の検討」『社会学評論』Vol. 65, No. 3, 374-389, 2014

【リンク】 本稿の目的は, 学業面の主観的能力を表す「学力に関する自己認知」 (以下, 学力自己認知) という媒介変数の役割に着目した検討をとおして, 現代日本における教育達成の男女間格差・階層間格差の因果的メカニズムの解明に貢献することである. この…