東浩紀著『新対話篇』(2020)

 

東浩紀が2012年以降に行なった対談・鼎談から、
哲学と芸術をテーマとするものを厳選し集成。
文化が政治に従属し、人間がデータに還元される時代に、
「対話」というもっとも古く原始的な方法で人文知の再起動に挑む10章。
飴屋法水柳美里との語り下ろしを加えた決定版。

 

はじめに
草木の生起する国 梅原猛
テロの時代の芸術 鈴木忠志
SFから神へ 筒井康隆
種の慰霊と森の論理 中沢新一
文学と政治のあいだで 加藤典洋
正義は剰余から生まれる 國分功一郎
デラシネの倫理と観光客 五木寛之+沼野充義
歴史は家である 高橋源一郎
国体の変化とジェンダー 原武史
生きることとつくること 飴屋法水+柳美里