蓮實重彥著『言葉はどこからやってくるのか』(2020)

 

「バルトのように、記号としての言語を呼吸しながら、それを括弧に括ったりせず、それをいたわりつつ酷使せずに書くことができたら……」
書くことに向かうすべての人へ。


1 三島由紀夫賞受賞挨拶 
2 小説が向こうからやってくるに至ったいくつかのきっかけ——第二九回三島由紀夫賞受賞記念インタヴュー
3 せせらぎのバルト 
4 零度の論文作法——感動の瀰漫と文脈の貧困化に逆らって
5 署名と空間 
6 『リュミエール』を編集する 


7 「革命」のための「プラットフォーム」 
8 Sustainability 
9 「AGS」をめぐる五つの漠たる断片的な追憶 


10 学部の壁を壊しなさい 
11 映画の「現在」という名の最先端 

あとがき
初出一覧