トーマス・フリードマン著, 伏見威蕃訳『遅刻してくれてありがとう-常識が通じない時代の生き方』(2016=2018)

 

 

「何かとてつもないこと」が起きている―社会のめまぐるしい変化を前に、多くの人がそう実感している。だが、飛躍的な変化が不連続に高速で起きると、理解が追いつかず、現実に打ちのめされた気分にもなる。何より私たちは、スマホ登場以来、ツイートしたり写真を撮ったりに忙しく、「考える」時間すら失っている。そう、いまこそ「思考のための一時停止」が必要だ。「平均的で普通な」人生を送ることが難しくなった「今」という時代を、どう解釈したらいいのか?変化によるダメージを最小限に抑え、革新的技術に対応するにはどうしたらいいのか?常識が崩壊する社会を生き延びるヒントを教えてくれる全米大ベストセラー。ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー第1位、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が選ぶ「いま読むべき本」。

Part 1 熟考
1 遅刻してくれて、ありがとう

Part 2 加速
2 2007年にいったいなにが起きたのか?
3 ムーアの法則
4 スーパーノバ
5 市場
6 母なる自然

Part 3 イノベーティング
7 とにかく速すぎる
8 AIをIAに変える

Part 3 イノベ-ティング(承前)
9 制御対混沌
10 政治のメンターとしての母なる自然
11 サイバースペースに神はいるか?
12 いつの日もミネソタを探して
13 故郷にふたたび帰れる(それに帰るべきだ)

Part 4 根をおろす
14 ミネソタから世界へ、そして帰ってくる

<その後>それでも楽観主義者でいられる