ナタリー・ゼーモン・デーヴィス著, 成瀬駒男訳『帰ってきたマルタン・ゲール―16世紀フランスのにせ亭主騒』(1983=85→93)

帰ってきたマルタン・ゲール―16世紀フランスのにせ亭主騒動 (平凡社ライブラリー)

帰ってきたマルタン・ゲール―16世紀フランスのにせ亭主騒動 (平凡社ライブラリー)

妻子を残して失踪したが、八年後、突然姿を現した。だが彼の正体は…。奇妙な事件をもとに、当時の名もなき男女の〈歴史〉を、資料から得た知識と独自な想像力、証拠と可能性を交錯させつつ鮮やかに描きだす。

日本語版へのまえがき
序文
1 アンダユからアルティガへ
2 欲求不満の農民
3 ベルトランド・ド・ロールの貞操
4 アルノ・デュ・ティルのいくつかの顔
5 手作りの結婚
6 仲たがい
7 リューでの裁判
8 トゥールーズでの裁判
9 マルタン・ゲールの帰還
10 物語作家
11 驚倒すべき物語、悲劇的な物語
12 足の不自由な人について
結び
補遺 判決文
訳者あとがき
平凡社ライブラリー版 訳者あとがき
解説 証拠と可能性 カルロ・ギンズブルグ/上村忠男訳
図版提供一覧
マルタン・ゲールに関する著述の主要書誌

20, 26 プラッター『放浪学生プラッターの手記』

放浪学生プラッターの手記―スイスのルネサンス人

放浪学生プラッターの手記―スイスのルネサンス人

22, 26 ギンズブルグ『チーズとうじ虫
チーズとうじ虫―― 16世紀の一粉挽屋の世界像 (始まりの本)

チーズとうじ虫―― 16世紀の一粉挽屋の世界像 (始まりの本)