ディケンズ著,池央耿訳『クリスマス・キャロル』(1843=2006)

 

国民的作家・ディケンズの作品のなかでもっともポピュラーな小説の主人公を訳者・池央耿が見事な訳筆で活写する。
物語
並外れた守銭奴で知られるスクルージは、クリスマス・イヴにかつての盟友で亡きマーリーの亡霊と対面する。マーリーの予言通りに3人の精霊に導かれて、自らの辛い過去と対面し、クリスマスを祝う、貧しく心清らかな人々の姿を見せられる。そして最後に自分の未来を知ることに。