写真:ロベール・ドアノー,解説:ブリジット・オリエ『ドアノー写真集 パリ遊歩 1932-1982』(1998)

 

現代フランスでもっとも人気ある写真家のひとりドアノーは,生涯パリとその郊外の街並みと人びとにのみ関心をもちつづけた.半世紀にわたりパリの石畳を縦横に歩きまわり,路上に展開する日常のドラマにレンズを向けたその膨大な作品群のなかから,ヒューマン・ドキュメントとして心にのこる貴重な作品を集大成するもの.