北田暁大, 解体研編著『社会にとって趣味とは何か―文化社会学の方法規準』(2017)

来るべき文化研究の方法規準とはいかなるものか? 気鋭の社会学者たちが問う。ブルデューの遺産を乗り越え、「ふつうの社会学」へ。

はじめに 社会にとって「趣味」とは何か─テイストをめぐる文化社会学の方法規準(北田暁大)
第1部 理論篇 テイストの社会学をめぐって
 第1章 テイストはなぜ社会学の問題になるのか─ポピュラーカルチャー研究におけるテイスト概念についてのエッセイ(岡澤康浩)
 第2章 社会にとって「テイスト」とは何か─ブルデューの遺産をめぐる一考察(北田暁大)
第2部 分析篇1 「読む」─テイストはいかに作用する/しないのか
 第3章 読者たちの「ディスタンクシオン」─小説を読むこととそれが趣味であることの差異をめぐって(岡澤康浩・團康晃)
 第4章 ライトノベルケータイ小説、古典小説を読む若者たち──ジェンダーとオタク/サブカル自認(岡沢亮)
 第5章 マンガ読書経験とジェンダー─二つの調査の分析から(團康晃)
第3部 分析篇2 「アイデンティティ」─界を生きる
 第6章 「差別化という悪夢」から目ざめることはできるか?(工藤雅人)
 第7章 「おたく」の概念分析─雑誌における「おたく」の使用の初期事例に着目して(團康晃)
 第8章 動物たちの楽園と妄想の共同体─オタク文化受容様式とジェンダー(北田暁大)
Invitation 「趣味の/と文化社会学」のためのブックガイド
あとがき 「ふつうの社会学」のために(北田暁大)

26, 43, 331 磯「ブルデューにおける界概念―理論と調査の媒介として」『ソシオロジ』53-1号, 2008.
34 小泉『音楽をまとう若者』難波『族の系譜学』神野『趣味の誕生』『百貨店で趣味を買う』

音楽をまとう若者

音楽をまとう若者

族の系譜学―ユース・サブカルチャーズの戦後史

族の系譜学―ユース・サブカルチャーズの戦後史

趣味の誕生―百貨店がつくったテイスト

趣味の誕生―百貨店がつくったテイスト

百貨店で〈趣味〉を買う: 大衆消費文化の近代

百貨店で〈趣味〉を買う: 大衆消費文化の近代

35, 43, 336 小田部「趣味の基準」『西洋美術史
西洋美学史

西洋美学史

38, 330 長谷「分野別研究動向(文化):「ポストモダン社会学」から「責任と正義の社会学へ」」『社会学評論』57-3号. 【リンク
42, 44, 329 ゴフマン「面目-行為」『儀礼としての相互行為』
儀礼としての相互行為―対面行動の社会学 (叢書・ウニベルシタス)

儀礼としての相互行為―対面行動の社会学 (叢書・ウニベルシタス)

43, 44, 334 松永「なにがおしゃれなのか―ファッションの日常美学」『vanitas』vol.4.



76, 124, 28, 333 前田他『ワールドマップ エスノメソドロジー

エスノメソドロジー―人びとの実践から学ぶ (ワードマップ)

エスノメソドロジー―人びとの実践から学ぶ (ワードマップ)

78, 124, 31, 332 北だ「社会学的忘却の起源」『現代思想』43-11号.
78 「[2-1] 象徴闘争(卓越化)…
[2-2] しかしそうすると、」
79, 333 Lynch『エスノメソドロジーと科学実践の社会学
エスノメソドロジーと科学実践の社会学

エスノメソドロジーと科学実践の社会学

79, 327 Bloor『ウィトゲンシュタイン―知識の社会理論』
ウィトゲンシュタイン―知識の社会理論

ウィトゲンシュタイン―知識の社会理論

85, 124, 35, 331 片岡「階層研究における「文化」の位置」『』
85, 125,36 河村, 2013.


137, 157, 339 山中『ライトノベルよ、どこへいく』

ライトノベルよ、どこへいく―一九八〇年代からゼロ年代まで

ライトノベルよ、どこへいく―一九八〇年代からゼロ年代まで

142, 339 Zeisel『数字で語る』
数字で語る―社会統計学入門

数字で語る―社会統計学入門

142, 158, 333 ラザースフェルド『質的分析法』148, 158, 337 高橋『マンガでわかる統計学
マンガでわかる統計学

マンガでわかる統計学

164, 339 山中「受容と供給の欲望」『ライトノベル研究序説』
ライトノベル研究序説

ライトノベル研究序説

165, 332 紅野「『文学場』と階級をめぐって」宮島・石井編『文化の権力―反射するブルデュー
文化の権力―反射するブルデュー

文化の権力―反射するブルデュー

181, 331 池上「社会学におけるマンガ研究の体系化に向けて」『応用社会学研究』55号, 2013.
池上「メディア研究とオーディエンス・アイデンティティ」『マス・コミュニケーション研究』84号, 2014.