千葉雅也著『勉強の哲学ー来るべきバカのために』(2017)

勉強の哲学 来たるべきバカのために

勉強の哲学 来たるべきバカのために

人生の根底に革命を起こす「深い」勉強、その原理と実践。勉強とは、これまでの自分を失って、変身することである。だが人はおそらく、変身を恐れるから勉強を恐れている。思想界をリードする気鋭の哲学者による本格的勉強論。

第1章 勉強と言語―言語偏重の人になる
 勉強とは、自己破壊である
 自由になる、可能性の余地を開く ほか
第2章 アイロニー、ユーモア、ナンセンス
 自由の余地は、「浮いた」語りに宿る
 ツッコミ=アイロニーとボケ=ユーモアで思考する ほか
第3章 決断ではなく中断
 現状把握から問題化へ、キーワード出しへ
 キーワードを専門分野に当てはめる ほか
第4章 勉強を有限化する技術
 専門分野に入門する
 読書は完璧にはできない ほか
結論
補論