社会学入門 〈多元化する時代〉をどう捉えるか (NHKブックス)
- 作者: 稲葉振一郎
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2009/06/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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格差や家族問題から国際紛争まで何でも扱う社会学。では、その根本に流れる問題意識とはどのようなものか?「無意識」の発見に象徴される、近代の理性的人間観の崩壊を踏まえ、人々が無自覚にもつ価値観と、社会形成とを関連づけて捉える視点だ。以上の見立ての下、デュルケムやウェーバーらを考察するとともに、他の諸学問との比較を通して、社会学の輪郭を描き出す。パーソンズ以降、社会学の中心理論の不在が続く現状を捉え直し、ダイナミックに変容する現代社会を分析する上での、社会学の新たな可能性をも探る。
はじめに
Ⅰ 社会学の理論はどのようなものか
第1講 理論はなぜ必要か──共通理論なき社会学
第2講 「モデル」とは何か──合理的主体モデルの考察
第3講 方法論的全体主義というアプローチ
第4講 社会学は何を対象にするか──「形式」への着目Ⅱ 社会学はいかに成立したのか──近代の自己意識の再検討
第5講 社会学前史(1)──近代社会科学の誕生
第6講 社会学前史(2)──進化論と比較文明史のインパクト
第7講 モダニズムの精神──前衛芸術は何を変えたか
第8講 学問におけるモダニズム
第9講 デュルケムによる近代の反省──意味の喪失への眼差し
第10講 ウェーバーとマルクス主義Ⅲ 〈多元化する時代〉と社会学
第11講 危機についての学問
第12講 二〇世紀後半以降の理論社会学──パーソンズ・フーコー・構築主義
最終講 社会学の可能性──格差・差別・ナショナリズム付録 初学者のための読書案内
主要人物年表
あとがき
岡田『西洋音楽史』
伊勢田『哲学思考トレーニング』
飯田『ダメな議論』
野村『社会学感覚』
【リンク】
山田『政策評価の技法』
マッツァリーノ『反社会学講座』
- 作者: パオロマッツァリーノ,Paolo Mazzarino
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
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梶井, 松井『ミクロ経済学 戦略的アプローチ』
戸田山『知識の哲学』
ゴフマン『儀礼としての相互行為』
儀礼としての相互行為―対面行動の社会学 (叢書・ウニベルシタス)
- 作者: アーヴィングゴッフマン,Erving Goffman,浅野敏夫
- 出版社/メーカー: 法政大学出版局
- 発売日: 2012/06/01
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- 作者: アーヴィングゴッフマン,Erving Goffman,石黒毅
- 出版社/メーカー: せりか書房
- 発売日: 2001/04
- メディア: 単行本
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西坂『分散する身体』
スペルベル『表象は感染する』