ロジェ・シャルチエ著『読書の文化史ーテクスト・書物・読解』(1992)

読書の文化史―テクスト・書物・読解

読書の文化史―テクスト・書物・読解

読書の文化史 書物をめぐる歴史は単なる「テクスト」の歴史ではなく、「モノ」としての形態と人々の「読み方」の変遷の中にある。アナール派の俊英が、フランス革命と書物の関係などの考察を通して、この三つの視点を統合する新しい文化史の構想を明快に語る。

1 文化史の方法と課題―表象・プラチック・領有
2 書くこと・書物・読むこと―3つの歴史とひとつの未来
3 読書行為と書物市場―フランス革命の文化的起源によせて
4 「文化的プラチックと表象」をめぐる歴史家の仕事―ふたつのインタヴュー

書物の秩序 (ちくま学芸文庫)

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書物から読書へ

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9, 166
このクラスにテクストはありますか (解釈共同体の権威)

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日常的実践のポイエティーク (ポリロゴス叢書)

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17, 167
夜の合戦―16~17世紀の魔術と農耕信仰

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35, 171
猫の大虐殺 (岩波現代文庫)

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109「テクストのなかに含まれている、こうした複数性そのものが、テクストの読みはすべての読者において同一だとか、また読む行為は単一のイデオロギー的言明に還元されうる、といった考えを禁じるのである」