林瑞絵著『フランス映画どこへ行く -ヌーヴェル・ヴァーグから遠く離れて』(2011)メモ

フランス映画どこへ行く―ヌーヴェル・ヴァーグから遠く離れて

フランス映画どこへ行く―ヌーヴェル・ヴァーグから遠く離れて

誰も書かなかった現代フランス映画事情。栄光のヌーヴェル・ヴァーグ以降、フランス映画はどのような運命をたどってきたのか?映画に浸食する数の論理、業界の力学、押し付けられた価値観──日本人の知らない現代フランス映画の状況と展望。気鋭のパリ在住日本人ライターが迫る、芸術大国の苦悩と模索、そして光明。

第0章 現代フランス映画の健康診断
第1章 テレビ&映画、お見合い結婚の破綻
第2章 シネコンが後押しする数の論理
第3章 自己チュ〜な作家主義の蔓延
第4章 真のプロデューサーの不在
第5章 批評はどこへいった?
第6章 稀代のヒットメーカー、リュック・ベッソンの場合
第7章 現代フランス映画の好転の兆し