- 作者: 長谷正人
- 出版社/メーカー: 以文社
- 発売日: 2000/12/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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映像を「見る」という人間中心主義から離れて、映像に「触れる」ことから見えてくる、映像体験の不気味さや神秘性。またカメラ的視線の持つ可能性、映画の「反復運動」について、自己の体験に照らし語る。
序
第1部 写真という神秘と狂気
1 ベルグソン、あるいは写真としての現実
2 バルト、あるいは触覚的メディアとしての写真
3 バザン、あるいは痕跡としての写真
4 「人影」、あるいは写真としての原爆
5 べンヤミン、あるいは視覚的無意識としての写真
6 記憶痕跡としての写真---手塚治虫の『白い幻影』
7 ゴーリキー、あるいは単調な灰色の世界としての映像
8 戦時下のヴァーチャル・リアリティ---『南の島に雪が降る』
9 「まなざしなき視覚」とヴァーチャル・リアリティ
第2部 カメラという残酷と愛情
10 顔写真の政治学---「酒鬼薔薇聖斗」問題をめぐって
11 意味記憶とエピソード記憶---『記憶が失われたとき」
12 ドキュメンタリー映画における単独性
13 生命なき世界としての視覚的失認症
14 「具体の視線」としてのイディオ・サバン
15 バラージュ、あるいは相貌的知覚としてのカメラ
16 蓮實重彦、あるいはカメラの眼をもった男
17 子供の視線としてのカメラ---ロッセリーニからキアロスタミヘ
18 ピロピロ笛、あるいは存在の情けなさとしての神代辰巳
第3部 映画という反復の快楽
19 機械的反復の魅惑としての『どですかでん』
20 フロイト、あるいは映画カメラとしての人間的視線
21 快感原則の彼岸としてのリュミエール映画
22 アルコール先生、あるいはチャップリンの機械恐怖症
23 小津安二郎、あるいは単調な機械的反復
24 「空っぼ」の反復という快楽---黒沢清の『CURE』
25 北野武、あるいは「死」の快楽としての反復
26 アドルノとホルクハイマー、あるいは古典的ハリウッド映画における反復
27 映画観客の笑いと機械的反復
28 ドゥルーズ、あるいは世界を信じることとしての映画
あとがき
p.12
- 作者: アンリベルクソン,Henri Bergson,合田正人,松本力
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/02/01
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- 作者: ロランバルト,Roland Barthes,花輪光
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- 発売日: 1997/06/07
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