平芳裕子著『東大ファッション論集中講義』(2024)

 

ファッションとは何か? 衣服とは? 12のテーマを通じて歴史と未来に問う。東大生の反響を呼んだ一度きりの特別講義が一冊となってよみがえる。

それでもファッションを研究する――イントロダクション

集中講義1日目 西洋のパラダイム
第1講 裁断と縫製――衣服に起源はあるのか
第2講 言葉と学問――ファッションは何を意味するのか
第3講 作法と流行――ファッションはなぜ女性のものとなったのか

集中講義2日目 近代がもたらしたもの
第4講 自由と拘束――女性の身体は解放されるのか
第5講 モデルと複製――ファッションデザインの近代
第6講 メディアとイメージ――衣服がファッションになるとき

集中講義3日目 創造性への問いかけ
第7講 展示と鑑賞――ミュージアムのファッション展
第8講 身体と表象――ファッションとアートの接近
第9講 名と言説――シャネルはなぜ評価されるのか

集中講義4日目 歴史と未来をつなぐ
第10講 女性と労働――お針子像は消えたのか
第11講 日本と近代――洋服とはなんだったのか
第12講 批評と研究――ファッション学からファッションスタディーズへ

 日本記号学会編『転生するモード デジタルメディア時代のファッション』

井上『洋裁文化と日本のファッション』

平芳『まなざしの装置 ーファッションと近代アメリカ』

『クリティカル・ワード ファッションスタディーズ』

井上『ファッションの哲学』