酒井潔・佐々木能章編著『ライプニッツを学ぶ人のために』(2009)

ライプニッツを学ぶ人のために

ライプニッツを学ぶ人のために

十七世紀の巨人・ライプニッツの論理学、普遍記号法、数学、自然学、生命論、認識論、倫理学形而上学、美学、中国学について解説し、世界におけるライプニッツ研究の成果や動向等も紹介する本邦初のガイドブック。

●第Ⅰ部 哲学思想編
第1章 論理
1 ライプニッツの論理学(山内志朗
2 普遍記号法(松田毅)
3 ライプニッツの数学
― 方程式論と代数的思考様式 ― (林知宏)

第2章 自然
1 アインシュタイン相対性理論から見たライプニッツ(ハルトムート・ヘヒト/酒井潔・訳)
2 生命論(池田善昭)

第3章 人間
1 ライプニッツにおける人間の認識
― 視点,表象,魂 ― (谷川多佳子)
2 倫理学の見果てぬ夢(佐々木能章

第4章 モナド
1 存在と理由のはざまで
ライプニッツ形而上学 ― (酒井潔)
2 ライプニッツの美学(米山優)
3 ライプニッツの世界モデルを間文化的に読む(リタ・ヴィドマイアー/来栖哲明・訳)

●第Ⅱ部 資料編
1 ライプニッツの主要著作・書簡解題(酒井 潔/佐々木能章
2 テクストについて(酒井潔)
3 研究文献案内
4 ライプニッツ小事典(用語解説)(酒井潔/佐々木能章
5 ライプニッツ略年譜(佐々木能章