戸田山和久著『知識の哲学』(2002)

 

これまでの知識の哲学を解体し、自然現象としての知識を捉える新たな認識論のパラダイムを構築する、ユニークな教科書。

第1部 知識の哲学が生まれる現場1(なにが知識の哲学の課題だったのか;知識に基礎づけが必要だと思いたくなるわけ;基礎づけ主義から外在主義へ;知っているかどうかということは心の中だけで決まることなのだろうか)
第2部 知識の哲学が生まれる現場2(「疑い」の水増し装置としての哲学的懐疑論懐疑論への間違った対応;懐疑論をやっつける正しいやり方)
第3部 知識の哲学をつくり直す(認識論の自然化に至る道;認識論を自然化することの意義と問題点;認識論にさよなら?;知識はどこにあるのか?知識の社会性;認識論をつくり直す)