ジュディス・バトラー,エルネスト・ラクラウ,スラヴォイ・ジジェク著,竹村和子,村山敏勝訳『偶発性・ヘゲモニー・普遍性-新しい対抗政治への対話』(2000=2002→2019)

 

新しい民主主義のための政治理論をいかに創造するか。フェミニズムクィア理論のバトラー、ポスト・マルクス主義ラクラウ、ラカンマルクス主義の代表ジジェクが一堂に会し、グラムシの「ヘゲモニー」概念を軸に、ラカンヘーゲル、普遍主義と文化多元主義、代表/表象問題、経済のグローバル化など、現代まで通底する課題をめぐって激しく論争する。
解説=山本圭

序文
問題提起

普遍なるものの再演 形式主義の限界とヘゲモニー
ジュディス・バトラー
アイデンティティヘゲモニー
エルネスト・ラクラウ1
階級闘争か、ポストモダニズムか? ええ、いただきます!
スラヴォイ・ジジェク
 *
競合する複数の普遍
ジュディス・バトラー
構造、歴史、政治
エルネスト・ラクラウ2
以下くり返し(ダカーポ・センツェ・フィーネ)
スラヴォイ・ジジェク
 *
ダイナミックな複数の結論
ジュディス・バトラー
普遍性の構築
エルネスト・ラクラウ3
場を保つ
スラヴォイ・ジジェク

訳者あとがき
解説
邦訳文献