佐々木敦著『それを小説と呼ぶ』(2020)

 

 「批評」の終幕、そして「小説」の到来。小説という問題、その思考の足跡をすべて刻む。『新しい小説のために』、『これは小説ではない』に続く、文芸批評家としての最後の主著。 

第一章 方法序説
第二章 世界を数える
第三章 神を超えるもの
第四章 全体論と有限
第五章 小説の準備