夢を追う若者たちから団塊世代までが集うライブハウス。ロック喫茶・ジャズ喫茶に出自をもち、1960年代にはカウンター・カルチャーを支える一方で、80年代に高度に商業化していく歴史を追い、カラオケなどとも比較して「生演奏の空間」の魅力とゆくえに迫る。
はじめに――ライブハウスを語る前に
第1章 ライブハウスの全貌
1 ライブハウスのイメージ
2 ライブハウスの現状
3 ライブハウスの変遷第2章 ライブハウスとミュージシャン
1 ロック系ミュージシャン
2 ライブハウスのミュージシャン第3章 ライブハウスと音楽空間
1 パフォーマーとオーディエンスの固定的関係
2 パフォーマーとオーディエンスの流動的関係
3 ライブハウスでのパフォーマーとオーディエンスの関係第4章 ライブハウスとノスタルジア
1 団塊世代と音楽
2 団塊世代の音楽消費
3 ノスタルジアとしての音楽第5章 ライブハウスとミュージック・クラブ
1 ライブハウスとミュージック・クラブ
2 音楽ブームと音楽シーン
3 天国のアーティストと地下鉄のミュージシャン
4 カラオケとKARAOKE第6章 ライブハウスのゆくえ
1 ライブハウスの存在意義
2 ライブハウスのゆくえ――ライブハウスを語り終えてあとがき
ニーガス『ポピュラー音楽理論入門』
佐藤『荻窪ルースター物語』